ゆるっとポケモン日記

30代医療系の社会人トレーナーです。ゆるっとポケモンしてます。かなへい好き。

【s34最終309位 最終レート 1865】星砕、時々壁。

 

皆さんs34もお疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

s34伝説幻シーズンとなりガラッと環境が変わった本シーズン、新しいシーズンは構築力がないため苦戦しがちですが御多分にもれず大苦戦しました…

一応309位と最低限の成績は残せましたが全く満足いっていない結果&構築のため、反省のためにも記事として残しておきます。

構築経緯

雷を持ったHBゼルネアスが環境のポケモン全てに打点を持てると考え軸として採用しました。ゼルネアスを活かす型・PTとして一番にs34の流行であった黒バドが考えつきましたが、当然ながらよくある型のためこのままでは勝てないと考え脳内シミュレーションしたところ、初手で黒バドに合わせにくるイベルタルやスカーフ/チョッキオーガ、ダイマでごまかしにくるディアルガに対して強く出れるHDザシアンを初手に出し、後発でバドからゼルネを展開すれば勝てるのではないかと考えました。また、対面構築が初手ザシアン、裏イベルという展開でもザシアンで1回巨獣を当てれば黒バドからジオコンを積んだゼルネで制圧できると考えこの3体を軸としました。
この3体ではホウオウで止まる+イベルネクロダイナの組み合わせを削り切るのが難しいと考え、球オーガ+カバルドンを採用。カバルドンはネクロに受け出すことを考えHBで採用しました。最後にザシアンが初手で出しにくい相手に対して起点作成を行うことができ、コピアン受けにもなるHBアッキルギアを採用しましたが、あまりにも挑発黒バドにやられたこと、メタモン入りにはザシアンを選出せずともなんとかなりそうと感じたこと、環境のルギアがサポート型に偏っておりアタッカールギアが予想されづらく刺さりがよさそうと感じたことから弱保CSルギアに変更しました。

単体考察

ザシアン

性 格:慎重  特 性:ふとうのけん 持ち物:朽ちた剣

実数値:199(252)-242(4)-136(4)-*-181(236+)-170(12)

技構成:巨獣斬 / じゃれつく / サイコファング / 剣の舞

調整意図:HD : じゃれ*2でスカーフオーガの潮吹き2回ほぼ耐

ゴツメ+臆病イベルのダイバーン or スカーフオーガの潮吹き最高乱数以外耐

特化ディアルガの球ダイバーン140最高乱数以外耐

HDザシアン。初手おき性能が高く、耐久振りの特殊イベルが流行していたことも追い風でした。ザシアンミラーと対ネクロ性能は最弱ですが、そこさえ解決できれば強い型と感じました。オーガに勝つためのじゃれつくは必須として、ダイナイベルネクロのダイナに刺すべくサイコファングを採用しましたがプチ流行していたこともあり、全ダイナがサイコファングを警戒してきたためネクロに打てる別技を検討した方がいいと感じました。
黒バドレックス

性 格:おくびょう  特性:人馬一体 持ち物:気合いの襷

実数値:175-*-101(4)-217(252)-120-222(252+)

技構成:アストラルビット / 光の壁 / リフレクター / 怖い顔

調整意図:CS特化最速

壁貼りサポート型。環境のどのポケモンより速いことがシンプルに偉く、ほぼ腐ることなく仕事を果たしてくれました。バドゼルネを見て初手に出てくることを想定しているためか、対面処理で誤魔化そうとする相手をアストラルビットで3タテすることもあり元々のポテンシャルを感じました。

ゼルネアス

性 格:ずぶとい  特性:フェアリーオーラ 持ち物:パワフルハーブ

実数値:221(156)-*-161(252+)-153(12)-119(4)-130(84)

技構成:雷 / ドレインキッス / ラスターカノン / ジオコントロール

調整意図:シグマさんの調整をお借りしました。こちらの記事からどうぞ

shigumaaa.hatenablog.com

雷を採用することでネクロズマ・ホウオウにも打点を持ったHBゼルネアス。

のはずでしたが、DMを切り合ってはネクロズマには勝てず、削りを入れられるような構築ではなかったため大活躍させることができませんでした… 勿論ゼルネアスに対して薄い構築や、ネクロズマがいない構築には想定通り活躍してもらいました。もう少し活躍させてあげたかった…

カイオーガ

性 格:おくびょう 特性:あめふらし 持ち物:命の球

実数値:175-*-111(4)-202(252)-160-156(252+)

技構成:しおふき / 雷 / 冷凍ビーム / 瞑想

調整意図:CS特化

最強DMエース。ステルスロック+球しおふき+相手の球ダメでCS特化のDMイベルタルが落ちるためイベルネクロに強く出ることができます。ダイナも受けだしは効かないが、マジフレでC-1状態にされることでイベルとのDM合戦に負ける、対面ではDMを枯らされてしまうなど完全に崩すこともできないのが辛いところでした。ここをもう少し工夫できる選出・技構成を考えることができれば3桁帯を脱出できたと痛感しています。
 
カバルドン

性 格:わんぱく  特 性:砂起こし 持ち物:オボンのみ

実数値:215(252)-133-187(252+)-*-93(4)-67

技構成:じしん / あくび / ステルスロック / 吠える

調整意図:HB特化

ネクロズマに対してオーガと合わせて崩しを行います。HBネクロズマであれば剣舞を積まれてもメテオドライブを2耐するので安定してあくびで1回流すことができます。
ルギア

性 格:おくびょう 特性:マルチスケイル 持ち物:弱点保険

実数値:181-*-151(4)-142(252)-175-178(252+)

技構成:エアロブラスト / 大地の力 / 瞑想 / 自己再生

調整意図:CS特化

第3のエース枠として採用。ディアルガカイオーガに強いのが素晴らしく、ディアルガを起点に多くのポケモンを葬りました。しかし採用理由が曖昧だったため役割も曖昧で、ディアルガ入りには選出したものの大活躍とまではいたらず、もう少し別の型か補完枠を考える必要があったと感じました。

選出

ザシアンバドゼルネ
基本選出。ゼルネで3タテできそうな時に
ザシカバオーガ
対イベルネクロ。

その他相手に合わせて選出

きついポケモン・並び

ホウオウ
オーガが処理されてしまうと厳しい。ルギアでも攻めていけますが、吹き飛ばしやマジカルフレイムを持っている個体もあり突破が困難
イベルネクロダイ

3桁帯の番人。勝率は5分で、ザシアンの技変更や補完枠など色々試すべきでした。

あとがたり

記事をご覧いただければ分かるように詰めきれていない部分が多く、中途半端な結果も納得というところでした… とはいえ同じようなGSシーズンの最初は4桁でしたし、デフレシーズンとはいえ3桁前半という結果を真摯に受け止めたいと思います。

s35は最終日も潜れること、環境が多少固まったシーズンは強い自分の特徴を活かして2000目指して頑張ろうと思います。

s34みなさんお疲れ様でした、対戦ありがとうございました!

s35,そして第9世代もよろしくお願いします!

 

【s33 最終85位 最終レート1999 時空反転ザシシャンデラ】

皆さんs33もお疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

s33でついに初の最終二桁を獲得することができました!最終レート2000↑はお預けとなりましたが、自己最高順位を更新することができ嬉しいです。伝説二体シーズンも終わりを告げ、記事自体の需要は乏しいと感じるため、構築経緯をメインとし、単体考察などは簡易に記載しました。

構築経緯

禁止伝説二体シーズンは練度が命とようやく気づいたこと、前期の眼鏡オーガがまだ詰められそうであるためザシオーガ軸を握ることをまず決めました。ポケリーグまでは眼鏡オーガ構築を使い感触も悪くなかったのですが、相手の行動を読んだ強気の居座りや釣り交換を求められるため構築として安定性を欠くこと、結局貯水勢がキツいこと、メタモンが増えてきたことから構築を考え直すことにしました。
構築記事を読み漁り、読まれにくくDM後も多くのポケモンを ザシアンと合わせて縛ることのできる球ダイアタックサンダーを軸として採用し、ザシアンはミラーに強いHS剣舞としました。3枚目としてメタモン対策且つ選出のパワーが落ちないHBゴツメオーガを採用しました。次にルギアなどの絡め手対策としてカバルドン、ザシオーガミラー、貯水+バドザシ、ゼルネアスに強いチョッキナットレイを補完として採用しました。
最後の枠を変えながら潜っていましたが、1900まで到達してからどうしてもバドザシに安定した勝率を出すことが出来ませんでした。また、HSザシアンの技構成が巨獣/インファ/じゃれのためホウオウ+ナット/貯水の組み合わせが吐くほどキツく対ホウオウ、バドザシのことを考え夜も眠れない日々が続きました。最終日前日も回答は見出せず、寝付くのに一時間ほどかかり、最終日だけの一発屋でもいいから何かないか…と思いながらADラムのみダイマカバルドンとかいう化け物を考えていたその瞬間、
トリル貼って下からブチ抜けばいいんじゃね?
という天啓が舞い降り構築が完成しました。

単体考察

ザシアン

性 格:意地っ張り 特 性:ふとうのけん 持ち物:朽ちた剣

実数値:197(236)-242(252+)-136(4)-*-136(4)-170(12)

技構成:巨獣斬 / じゃれつく / インファイト / ワイルドボルト

調整意図:A特化、S:最速ガブ抜き、残り振り分け

スイーパーにしてトリル下アタッカー。言ってることが意味不明ですが、事実です笑
S170のギリギリラインに設定することで後述のシャンデラと合わせトリル下でバドザシ双方を1体でブチ抜けます。技構成は悩みましたが、サンダーともホウオウともナットレイとも殴り合わなければならないため極限まで範囲を広げる4ウェポンとしました。
構築に合わせて調整・技配分を変えることで真価を発揮する ザシアンの強みを再認識しました。
カイオーガ

性 格:ずぶとい 特性:あめふらし 持ち物:ゴツゴツメット

実数値:205(236)-*-154(236+)-171(4)-161(4)-114(28)

技構成:しおふき / 熱湯 / 絶対零度 / 雷

調整意図:H瞑想オーガの名残(身代わりHP51) S:-1ガブ抜き(岩石封じの名残)残りBCD

メタモン受け・ダイマエース。
ゴツメオーガの強みとして、物理アタッカーへの対面性能、 ザシアンの縛り範囲拡大以外に、相手視点でアタッカーサンダーの存在を隠すことができる点が重要でした。勿論ダイマ性能も高く、異様な耐久から相手のプランを崩せる点もよかったです。
サンダー

性 格:ひかえめ  特性:静電気 持ち物:命の珠

実数値:166(4)-*-110-194(252+)-119(68)-143(180)

技構成:ライジングボルト / ぼうふう / 破壊光線 / 電磁波

調整意図:HD:特化黒バドのアスビ*2+珠ダメ1回を98.1%耐

C特化 S準速カイオーガ抜き

MVP。あらゆるサンダーミラーを制し、時に麻痺をばら撒きました。破壊光線採用のメリットはミラーやS操作だけでなく、ジガザシサンダーに対して、相手の初手サンダー⇒ジガルデバックに対してダイアタック⇒残飯回復がちょうど50%いかないくらいの入り具合のため、次のダイジェットでジガルデを無償突破できることや、余裕顔で龍舞してくるゼクロムをドン底に突き落とせることなどが挙げられます。非ダイマ時の打点としてもサンダーの中では最高峰で、後出しCSサンダーも破壊光線+巨獣で縛れるためなんであまり使われていないのかわからないくらい強かったです。また調整についてですが、Sを準速オーガ抜きにすることでナットレイと合わせてザシオーガに安定して勝てます。

カバルドン

性 格:わんぱく  特 性:砂起こし 持ち物:オボンのみ

実数値:215(252)-133-167(108+)-*-111(148)-67

技構成:じしん / あくび / ステルスロック / ふきとばし

調整意図:HD:特化珠サンダーの140ダイジェット確定耐 余りB

起点作成の仕事人、安心安全のカバルドンです。あくびステロが必要な場合や、ルギア・コスパダイナなどの一度流さないと詰む系のポケモンがいる場合に選出します。また、レシラムなど他のポケモンでは打ち負ける相手に対してダイマを切って止めにいく動きもよくしました。
ナットレイ

性 格:なまいき 特性:鉄の棘 持ち物:突撃チョッキ

実数値:181(252)-138(188)-152(4)-*-158(60+)-22(最遅)

技構成:ジャイロボール / パワーウィップ / はたきおとす / じならし

調整意図:うわっきーさんの調整をそのまま使わせていただきました。

mega-salamance.hatenablog.com

(特化オーガの珠雨150ダイストリーム2回を98.1%耐)

当初貯水のいるザシバドに選出するために採用したはずが、最終的には対ザシオーガ・ゼルネアス専用になってしまいましたが、それでも構築には必須のパーツでした。本構築に対して相手のザシオーガは基本オーガから入ることが多いため、初手サンダー⇒オーガのDM誘発しナットレイ受けだし⇒ダイストリームを2耐しつつはたきおとす⇒オーガのDM切れた上からサンダーダイジェットという動きが非常に再現性高く決まります。この動きが決まればザシオーガはほぼ勝ちのため、対ザシオーガにストレスフリーで臨めたことが非常に大きかったです。
シャンデラ

性 格:れいせい 特性: すりぬけ(絶対炎の体のがいいです)持ち物:気合の襷

実数値:167(252)-*-111(4)-216(252+)-110-90(↓)

技構成:オーバーヒート / シャドーボール / のろい / トリックルーム

調整意図:HCぶっぱ

最後に舞い降りた神。

この構築は一見してバドザシに絶対に勝てません。理由は①珠サンダーを受けられるポケがいない②バド受けもいない③サンダーがザシアン受けに見えるためです。しかも、このシャンデラがザシアン受けだったとしても黒バドに弱いため出てこないことが予想されますし、サンダーがアタッカーだったとしてもサンダーさえ処理してしまえばバドで終わりのはずです。チョッキオーガも上からの役割集中で処理できます。
そのためバドザシ側はDMアタッカー(多くはサンダー)+バドザシのような選出をしてくることがほとんどです。ラキヌオーは?と思った方いるかもしれませんが、ヤツらは対面的な構築に選出しても腐りますし、どこから対策が飛んでくるか今やわからないので、より確実に勝てそうなパワーのある上記選出をしてくることが予想(ほぼ確信)できました。
しかし実際はこちらのサンダーは相手のサンダーが急所を引くかチョッキでない限りは必ず勝つことができるため、DMの切り合いからこちらシャンデラザシアン、相手バドザシの状況ができ、トリル⇒のろい⇒上から巨獣*3で終わりです。この状況ができれば負け筋は相手のザシアンが特化、巨獣+石火でいい乱数を引かれることのみなので安定して勝つことができます。
このポケモンのおかげで最終日の対バドザシは全勝(ただ1回だけ急所で勝ったため実質は4-1)でした。
シャンデラである理由は、① ザシバド両方に強く、最悪襷枠として運用ができる ②呪いが使える ③トリルのイメージがつきにくい ④色違いシャンデラめっちゃ好きなので使いたかったの4つです。④が大きいんじゃないかって?その通り… 
いや、意外と条件に合うポケモンはこの子しか思いつきませんでした。

選出

サンダーシャンデラザシアン
対ザシバド。ホウオウバドもこれ。
サンダーナットザシアン
対ザシオーガ。
サンダーザシアンオーガ

基本のスーパーパワー選出。

きついポケモン

ルギア
元々 ザシアンが剣舞を持っていた時代はまずまず勝てましたが、型を変更したので相当きつい。ノーウェポンは初手DMをなんとか凌いでTODする。
ディアルガ・レシラム

受けが不可能。チョッキ突破できません!

あとがたり

最終順位・レートを大幅に更新することができて嬉しいです。

鍵はやはり練度、特に相手が何を出してくるかほぼ読めたことが大きかったです。また、ザシバドやザシオーガのようなよく出会う構築に、構築単位で相手の選出を誘導しつつ、予想されない且つ再現性のある動きで高い勝率を出せたことがよかったのだと思います。

とはいえシャンデラは最終日前に使用していれば読まれて使い物にならなくなっていたと思いますので、びっくりポケモンで最終日勝ちきるだけでなく、対応範囲の広いサイクル構築にも挑戦するのが今後の目標です。あとレート1999じゃなくて2000以上を取りたいですね笑

s34,35はこれまでほど猛烈に取り組むことはなく、皆さんの戦いを見守るつもりです(といいつつ息抜きでレンタルとかでちょくちょく触るとは思いますが)。

s33みなさんお疲れ様でした、対戦ありがとうございました!

s34,35,そして第9世代もよろしくお願いします!

 

<S32 最終225位 R1910>水葬誘殺ザシオーガ

皆さんs32もお疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

s32もs31に引き続き1900を超えることができました。しかしあまりに仕事が忙しく最終日にようやく構築が完成…ん?前期も同じようなことを言っていたような…

この悪い癖を無くしてs33こそ2000を超えたいです。。。

さて、今回は超火力バカ(褒めてる)を紹介したいと思います。

構築経緯

時は20XX年7月、禁止伝説2体シーズンが続くにつれて、環境で最も強いポケモンが大流行していました。そう、ピンクハゲナスビラッキーです。あまりの強さに6月のシーズンでは上位100位内のKP3位を達成し、ポケ勢のTLを荒らすなど現実世界にさえ影響が出ました。
7月も流行することが確実と考えられたため、まずラッキーをメタるところから構築を考えました。
あるポケモンをメタりたいなら、露骨なメタを貼ってはいけない…という格言の通り相手には見えない形でメタを貼らなければなりません。そこで、一見ラッキーを出したくなるポケモンとしてこだわりメガネカイオーガを軸として採用しました。
メガネカイオーガを最大限に活かすためにはしおふきをぶっ放すために有利対面を作る必要があります。そこで高速アタッカー且つ中低速の受けを強要するザシアンを2枚目に採用しました。
この2体を軸にザシオーガによくある取り巻きを加えて回したところ、サイクル寄りの構築には有利なものの対面よりのミラーやザシバドに圧倒的に弱いことがわかりました。そこでザシバドに強い球アタッカーとしてエースバーン、ミラーへの回答として貯水ガマゲロゲを採用しました。最後の2体は迷いましたが、メタモンコピー対策のHBサンダー、さらにザシバドに厚くしながら龍舞ネクロ、ゼクロムに強い襷メタモンを採用し完成としました。

単体考察

カイオーガ

性 格:ひかえめ 特性:あめふらし 持ち物:こだわりメガネ

実数値:175-*-111(4)-222(252+)-160-142(252)

技構成:しおふき / なみのり / れいとうビーム / 雷

調整意図:CS振切

破壊神。
カイオーガの止め方はご存じ主に以下の4つです。
①対面処理
②貯水
③ラッキー/ハピナスなどの数値受け
ナットレイ/キュレムなどのタイプ受け
従来カイオーガ側の①への対策としてスカーフやチョッキがあり、②③④は球、定数ダメージで削って一貫を作る動きが挙げられます。
メガネカイオーガは③④を誘って殺せることが大きな利点です。禁止伝説環境が煮詰まり少ないながらもサイクルを回せるようになった現環境では②が減り③④が増えたこと、また②(特にガマゲロゲも球を耐久調整の基準に考えているため予想外のダメージから突破できる可能性があり、環境に適応した型ではないかと考えました。
初期環境はザシオーガ、ザシバドが流行しており、対面性能低めのメガネオーガを使うことはありえませんでした。しかし禁伝2体環境6ヶ月目に入り、構築に多様性が出た今こそメガネカイオーガの強みが出せるようになったと考えています。
努力値はCS特化です。耐久に振ることも考えましたが、準速の方がミラーや耐久振りのイベル/サンダーの上から動けて強いと思います。技構成は必須の3つに加え、火力を意識してなみのりを採用しました。
火力ですが、
メガネ雨しおふき:HD特化きせきラッキー 乱数2発(57.0%)
メガネ冷凍ビーム:実数値D127の貯水勢に89-105(ちょうど半分行かないぐらい)
でラッキーは受けだし不可、貯水勢は少し削れれば乱数二発取れます。HD特化万能傘ハピナスだけは崩しきれませんが、流石に出会いませんでした(138-163 (38.1-45.0%))。
メガネは全くと言っていいほど警戒されなかったため、数多のナットレイやラキヌオーを破壊してきました。今回はザシアンと使いましたが、もっと強い相方がいそうなポケモン
選出率(体感)2位
ザシアン

性 格:意地っ張り 特 性:ふとうのけん 持ち物:朽ちた剣

実数値:188(164)-242(252+)-135-*-135-180(92)

技構成:巨獣斬 / じゃれつく / サイコファング / みがわり

調整意図:A特化、S:最速ルギア抜き抜き、残りH

万能犬。
4シーズンぶりに使用。相変わらず強かったですが、どの構築からでも対策されており考えなしに選出すると腐ることが多いと感じました。
そこで本構築では仮想敵を明確にし、特定の構築に刺すこととしました。具体的には自然な対策の難しいダイナ絡み、壁構築です。A特化、壁ルギアの電磁波を考えSを振っています。巨獣確定耐までHを落としてSを増やした方がいい気がしますが調整が間に合いませんでした、、技選択は巨獣、じゃれつくに加え壁対策のサイコファング、状態異常をかわす身代わりとしました。サイコファングは読まれにくく、想定通りの活躍をしてくれました。
選出率(体感)4位
エースバーン

性 格:陽気  特 性:リベロ 持ち物:命の球

実数値:155-168(252)-95-*-96(4)-188(252+)

技構成:火炎ボール / ギガインパクト / とびはねる / ふいうち

調整意図:AS振り切り

ゴリ押しウサギ。
言わずとしれたダイマアタッカーですが、他のダイジェッターと比べてザシバドに強めなのがポイントです。ザシバドはザシオーガに入っているエスバを初手エスババド対面⇒サンダーまたはランド引きで対処することが多いため、そこにオーガを合わせます。貯水の入っていないザシバドならそこでゲーム終了です。貯水が入っている場合ガマゲロゲだとメガネ冷Bを2耐しない個体もいるため優位にゲームを運ぶことができます。貯水がトリトドンの場合は自己再生のタイミングを読んでエスバに交代する必要があり、きつめです。
陽気の理由は、ザシバドのザシアンのSは多くが陽気エスバを抜いていないこと、ミラー対策、ガマゲロゲを確実に抜けることです。最速ガマゲロゲなんてそうはいませんが、最速でも雨下-1でこちらのエースバーンが抜いているため、安心して処理できます。
技構成はダイマアタッカーとして必須の3種に、ラス1バド対面を考えてふいうちとしました。ただふいうちが大きく役に立った場面はなく、ダイウォール媒体の挑発や普通に膝でもよかったかもしれません。よく飛び跳ねるで麻痺させて相手を発狂させたえらいウサギ。
選出率(体感)1位
サンダー

性 格:ずぶとい 特性:静電気 持ち物:ゴツゴツメット

実数値:195(236)-*-137(156+)-146(4)-117(52)-128(60)

技構成:ボルトチェンジ / ぼうふう / でんじは / はねやすめ

調整意図:HBD:特化球ガマゲロゲのダイストリーム⇒雨ダイストリーム 物理でも特殊でも確定耐

コピーザシアン受け。
言うことのないポケモンですが、地面の一貫を切れること、ウーラオスに強いこと、麻痺の上振れが他のコピアン受けより優れた点だと思います。
努力値はべいーさんの記事を参考にしました。物理特殊双方のゲロゲに対面打ち勝って電磁波を入れられる素晴らしい調整です。
選出率(体感)6位
ガマゲロゲ

性 格:いじっぱり 特性:ちょすい 持ち物:こだわりハチマキ

実数値:198(140)-159(236+)-111(124)-*-96(4)-95(4)

技構成:アクアブレイク / じしん / パワーウィップ / かわらわり

調整意図:HB:特化ザシアンの+1じゃれ耐え、A出来るだけ高く
貯水枠。
メガネオーガはオーガミラーに弱いため貯水枠が必須でした。数ある貯水枠の中から、こちらのオーガがチョッキに見せられる可能性のあるガマゲロゲ採用しました。本構築は明らかにオーガに弱く、ゲロゲがすいすいでオーガ受けをチョッキオーガに一任した構築に見せられれば型の誤認を誘えると考えました。ただ直接役に立ったかどうかは不明です。
また、ラス1HP満タンからザシアンに対面で勝てることも大きな要因です。オーガだけでなく構築単位で重いウオノラゴン受けとしても活躍しました。
技ですが、どくどくを元々採用していましたが最終日まで全く打たなかったため、ザシアンが選出できない場合の壁対策として瓦割りを採用しました…が、最終日ヌケニンが多かった印象がありどくどくにしときゃよかったと後悔しました。。。
選出率(体感)5位
メタモン

性 格:ゆうかん 特性:かわりもの 持ち物:気合の襷

実数値:155(252)-*-*-*-*-*

技構成:へんしん

調整意図:Hぶっぱ

対ザシバド最終兵器。

ザシバドに強く、ゼクロムなどカバーしきれない禁伝にも抗え、切り返し性能のあるタスキ枠を考えるとメタモンしか思いつきませんでした。最後の詰めとしていつも通りの大活躍を見せてくれました。
選出率(体感)3位

選出

対面よりの構築のためこれという基本選出はありませんが、多かったものを紹介します。

エスバオーガメタモン
対ザシバドなど。
初手エスバで襷と珠の選択肢をちらつかせ、構築と初手対面次第でDM、釣り交換を狙います。メタモンの枠は他の補完枠のこともありますが、詰めでメタモンを使うことが多かったです。
エスバ/ザシオーガゲロゲ
対ザシオーガやノラゴン入りなど。
出し負けしにくいエスバから入り、オーガ対面にはゲロゲ引きで対応します。ザシアン対面はこちらのエスバが襷の場合も考えればザシアンを捨て気味に突っ張ってくるかサンダー/ランド引き(オーガ引きは襷を考えると解決しない)が多いので陽気エスバ抜きの意地個体インファイトで死なないようにキョダイカキュウを打ちます。
ザシアンサンダー@1

ダイナ、壁構築用の選出です。

大体メタモンが共存しているためコピアンを止めるサンダー、壁エースとしてナットレイも多かったため@1はエスバが多かったです。

きついポケモン

ヌケニン
構築が未完成のため処理経路未搭載で特攻することになりました。ザシアンオーガに打点がないため辛すぎもいいとこです。サンダーで誤魔化すしかなく、運良く最終日当たったヌケニン入りには全勝できましたがおそらくタマタマです。
7匹目でカバ入れたい…
ゼクロム

一度ダイジェット or 龍舞を積まれるとメタモン以外で止めるポケモンがいません。

ランド・ナット・ガエンと共存していることが多く、エスバがいなされやすいこと、これらに強いオーガにもゼクロムが圧倒的に強いためかなり厳しいです。

あとがたり

高火力アタッカーで中低速の受けを誘い、予想外の崩し枠でサイクルを破壊するというコンセプトは強かったです。

反省点としては構築が対面によりすぎたこと、いくつか再現性を持った動きを取り入れたものの依然として相手依存であったことから構築の安定性にやや問題があったことです。

メガネカイオーガは予想されない崩しとして強かったですし、サイクルよりで使うなど、ザシアンではないもっといい相方がいるような気がしました。何よりラッキーに強いのがいいです笑 ぜひ一度使ってみてほしいポケモンの一つです。

禁伝2体環境も気がつけばあと1ヶ月、悔いのないようにやりきろうと思います!

s32みなさんお疲れ様でした、対戦ありがとうございました!

s33もよろしくお願いします!

 

<S31 最終176位 R1913 Meta*Metaダイナイベル>

皆さんs31もお疲れ様でした!医療系社会人トレーナーのDSONです。

今期は環境に対応するのが非常に難しく、構築がまとまらず苦しんだシーズンでした。

本構築は最終日当日に組んだため穴だらけの構築ではありますが、メタにメタを張る、流行から少し型を変え相手の想定をズラすなどの要素を取り入れました。

ぜひご一読ください。

ちなみに構築名はメタのメタ、相手をメタメタする、をかけてつけました。

誰か構築ネーミングセンスをください(´・ω・`)

コンセプト

・相手に弱いDMを強要し、自分のDMは強く使う

・相手のメタ枠を起点にして試合を優位に進める

構築経緯

s30に攻めのムゲンダイナを使っていたときから詰め・積み・崩し・削り・サイクルパーツなどあらゆる動きのできるコスパダイナが強いのではと考えていましたが、よい調整が思いつかず使用を断念していました。s30で結果を残したるどるふさんのオボンコスパダイナ+メタモン+イベルタルを見て、非常に強い調整と感じた&禁伝の中で最も好きなイベルタルを最も強く使える構築であると感じ、ダイナイベルメタモンを軸として採用しました。
当初原案通りのゴチルに加え裏選出でカバドリを入れて18まで乗ったものの、中盤辺りからダイナイベルの組み合わせが流行しているとのTweetを散見。メタられたら嫌だなと思っていたところ見事にメタられ、具体的には
① 剣の舞ザシアンと+4以上のザシアン受け(ヌオーや、1/4のヒトムなど)の組み合わせ
カバルドンを絡めたサイクル(ゴツメオーガ入りカバザシオーガなど)
③ 高火力氷 or ドラゴン+地面(ダルマ/BWドラゴンズ+ランドロス)
の組み合わせをよく見るようになりました。
そこで最終日に①②③のうちドラゴン+地面以外に非常に強く出れるカゴのみロトムを採用しました。
また、イベルタルが環境に増えていたので、反動でザシアンも増えるだろうと予測し、ザシアン入りへの勝率を上げるためイベルタルを特殊型へと変更しました。
補完として元々キツかったゼルネやキュレムに強いチョッキドリュウズ と、イベルで先にダイマを切った後の切り返し、変わらずメタの中心にいるバドザシに安定して勝つための襷カウンター悪ウーラオスを採用して構築が完成しました。

単体考察

イベルタル

性 格:控えめ 特 性:ダークオーラ 持ち物:命の珠

実数値:201-*-127(92)-201(252+)-118-140(164)

技構成:あくのはどう / デスウイング / 熱風 / 気合球

調整意図:

C振り切り

HB 特化+1ザシアンの巨獣+球ダメ最高乱数以外耐

S 最速ウオノラゴン抜き

軸①

最強DMエース。元々物理イベルでしたが、ランドで威嚇を入れ誤魔化そうとするPTが一定数いること、物理だとヌオーに一発耐えられる、何より対ザシアン性能が高いことから特殊で採用しました。物理イベルがあまりにも流行したためイベルタルをラッキーやバンギで受けようとする人は少なく、環境的に特殊受けの選出抑制がかかっていたことも特殊型の採用を後押ししました。

調整は特化巨獣+球を大体耐える調整です。無傷のザシアンと偶発対面した際に最悪でも1:1を取るためにこの調整にしましたが、環境的に最速ザシアンが多いため+1ジェットで抜けないことがあること、また上位にスカーフカプレヒレなど+1で抜けないポケモンが一定数いたことから準速の方がよかったかもしれません。

技構成は必須の3種類に加え、バンギがいることで選出を渋ることは絶対に避けたかったためお守りがわりにに気合球を入れています。ちなみに打った回数はほぼゼロです。

ちなみに壁貼りにリフレクターを優先して貼られる度に「わかる〜わかるよ〜」と独りごちていて誰かが見ていたら非常にキモかったと思います。

ムゲンダイナ

性 格:おくびょう 特性:プレッシャー 持ち物:オボンのみ

実数値:247(252)-*-132(132)-166(4)-126(84)-170(36+)

技構成:ダイマ砲 / 火炎放射 / コスモパワー / 自己再生

調整意図:

HB 特化+1ザシアンの巨獣斬をオボン込+コスモパワーで最高乱数2回連続以外耐

HD 特化サンダーの球ダイジェット2回を最高乱数以外耐

S 最速ガブリアス抜き

軸②

るどるふさんのムゲンダイナからBDを1ずつ削ってSを2伸ばした調整です。それぞれの仮想敵からの乱数がずれるのですが、ガブリアスに先制され無償突破されたトラウマからこの調整としました。(もっといい調整がある可能性大です)

元々はどくどく、マジフレだったのですが、最終日に2ウェポンに変更しました。

理由は

①本構築のコスパダイナの役割が詰めや毒での定数ダメージ稼ぎよりもダイマ誘発と削りにあったため(構築が結構前のめり)

コスパダイナを誤魔化す眠るバンギやラッキーは結局どくどくがあってもかけられる負荷/詰められなさが変わらないこと

の2点で、結果的に削り残したカイオーガダイマ砲で速やかに処理する、ディアルガに削りを入れてウーラオスで縛るなどの展開もありこの変更はよかったと感じました。

ちなみに詰められるポケモンは弱点をついてくるポケモンでも結構いるので、初めてコスパダイナを使う際は色々とダメ計を回してみることをおすすめします。火力アップアイテムのないマンムーを起点にできることがわかったりと色々面白いです。

メタモン 

性 格:ゆうかん 特性:かわりもの 持ち物:こだわりスカーフ

実数値:155(252)-*-*-*-*-*

技構成:へんしん

調整意図:Hぶっぱ

軸③

毎シーズン特にいうことはありません。ムゲンダイナを突破すべく積んできたポケモンを奪います。立ち回りのところにも書きますが、ザシアン++4ザシアン受けの構築に選出した際は、コピアンで1回殴った後必ずもう1回殴るべきかどうかを十二分に検討してから動くのが本構築1番の肝です。

ウォッシュロトム

性 格:ひかえめ 特性:ふゆう 持ち物:カゴのみ

実数値:157(252)-*-127-165(196+)-127-114(60)

技構成:ハイドロポンプ / ほうでん / あくのはどう / 悪巧み

調整意図:Hぶっぱ S準速テッカグヤ抜き C残り全振り

補完①

主にザシアン御三家+ヌオー、カバルドンに対するメタとして採用しました。ヌオーは現在主にあくびで対面操作をする型が多く、メインウエポンは地震1つのことが多いため相手のあくびに受け出しでわるだくみを積むことができればゲームセットまで持っていくことが可能です。また、水電気で鋼1/4という耐性が抜群に強く、現在主流の弱点保険コスパ/瞑想ネクロズマに対して悪の2匹とサイクルを形成するだけで常に択を仕掛けることができ、相手のDMを枯らすこともできます。

努力値は最低限のSを確保し、悪巧みを積む関係上耐久に努力値を振りました。

技は様々なポケモンに刺せるように3ウェポンとしています。

ウーラオス(いちげき)

性 格:ようき 特性:ふかしのこぶし 持ち物:気合いの襷

実数値:175-182(252)-120-*-80-163(252+)

技構成:あんこくきょうだ / インファイト / カウンター / ふいうち

補完②

ザシバド相手にイベルタルがDMを切ることを想定し、イベルタルが処理またはザシアンと相打ちになった際にバドレックスを最も安定して処理できる、かつ単体の襷枠として汎用性があり切り返し要素もあるポケモンとして一番に思いついたのがこのポケモンでした。調整も技も言うことはありませんが、イベルタルで先行DMを切ることも多い本構築では強力な切り返しとなるカウンターが非常に強く、DM下のホウオウ・ネクロズマランドロスガマゲロゲなど様々な物理ポケモンを切り返すのに利用していました。

努力値を4振り忘れているのがチャームポイントです☆(おぃぃ

ドリュウズ

性 格:いじっぱり 特性:すなかき 持ち物:とつげきチョッキ

実数値:191(44)-198(196+)-89(68)-*-89(28)-130(172)

技構成:じしん / アイアンヘッド / ロックブラスト / つのドリル

調整意図:

HAB - コピーされたメタモンのダイアースをDM状態で93.8%で耐え

S-準速日食ネクロズマ抜き

D-残り

補完③

軸・補完でもどうしても勝ちきれないBWドラゴンズとゼルネアスに対するDMエースです。チョッキをつけているため時折ザシバドやアタッカーらしいムゲンダイナ軸にも出していきます。ハマった時は相変わらず凄まじい制圧力を見せますが、やはりランドロス・ウーラオス・ホウオウなどの弱点をつける物理アタッカーにDMしても一撃で葬られてしまうのが弱く、一方でチョッキを外すと一番の役割対象であるゼルネアスへのマークが弱くなってしまうため刺さっていると感じてもなかなか選出することができませんでした。変更するならこの枠、または努力値/持ち物だと思います。

選出

最終日に組んだため確立されたものは少ないですが…

ダイナイベルメタモン

軸の基本選出で、ダイナで相手にDMを切らせることができる/コスモパワーで起点にすることができれば大体後発イベルで捲ることができます。

ザシオーガ、ザシイベル(明確な+4ザシアン受けがいない且つダイナが一撃で葬られるポケモンがいない場合(ヒヒダルマ、ドラパルトなど)にこの選出

メタモンミトム@1(ダイナ/イベル/ラオスなど)

明確なコピーザシアン受け、特にヌオーがいた場合の選出です。相手の取り巻きを見て、ザシアンから来ると確信した場合は初手メタモンから入ります。なんとか相手のヌオーにミトムを合わせることができればあとは悪巧みから崩していくことが可能です。

イベルミトムラオス

ゼルネクロ以外のネクロ絡みに出していきます。こちらにダイナがいるのでほぼ100%ネクロズマが選出され、「イベルをなんとか処理してネクロズマで全抜き」を狙ってきます。そのためこちらは「イベルタルで数的有利をとり、ネクロズマラオスとミトムで削り切る」ことを狙います。ネクロは特殊型でも鋼技は物理なので、カウンターがよく刺さります。

ドリュウズ@2

ゼルネアス、キュレムもしくはドリュウズがよく通っている場合に選出します。

立ち回りで最も意識すること

本構築は完成された基本軸に対する明確なメタに、さらにメタを張り直して勝つことをコンセプトにして組んでいます。ただし鍵となるウォッシュロトムの数値が非常に心許ないため、少しの削りが試合展開に致命的に影響する可能性があります。

例えばザシアン+ヌオーのような構築と当たった時、コピーザシアンを一旦ヌオーで受けられた際にはすぐ引くのではなく必ず相手の選出から相手の取りうる行動を考えて自分の行動を選択する必要があります。

最も簡単な例では、コピーザシアンが巨獣を打ちヌオーに止められた際、相手に明確なイベルタル受けがいない、もしくは出せなさそうな場合、相手視点に立てば次に取る行動は「あくび」か「釣り交換」しかありません。それ以外の行動ではイベルタルに交代されるだけで試合が決定付けられる可能性があるからです。そのため、こちらのメタモンは容易にひいてはいけません。相手にあくびを打たれてから交代するので十分間に合うからです。もちろん相手の取り巻きによってはこの限りではありません。

書けば書くほど当たり前のことを書いているように思いますし、強者の方は当然のようにあらゆる対面で相手の立場に立った思考を瞬間的に巡らせているのだと思います。ただ、本構築を使う上では特に重要と感じたので別枠で記載しました。

きついポケモン

レシラム

特にチョッキ持ちを誰も止められません。2体持っていかれるのでまず無理

イベルタル

先にDMを切った方が負けるのですが、相手のイベルタルに対してこちらにストッパーがいないのでイベルタルと同士討ちにするか、ダイナを初手出しして数的不利をとりながらDMを切らせるしかなくザシイベルはきつめです。

ジガルデ

球ジガルデならともかく、いわゆる攻め意識さん型のジガルデにはイベルタル以外勝てません。そしてジガルデ使いがそう簡単にイベルタルを通させてくれるとも思いません。ぶっちゃけ切ってました。

あとがたり

今期は序盤から中盤までは1800に行くなど順調でしたが使っていた軸がメタられることで勝てなくなり、もう一つの軸は全くまとまらず、最終日まで1800のROMを動かせもしないというアホな事態に陥り爆死を覚悟しました。最終的には元々使っていたイベルダイナ軸を改良し、初の1900で終えることができたのでよかった…のですが、見切りの遅さ、構築センスの無さを実感するシーズンでもありました。。。

とにかく中盤で停滞する癖をなんとかしたいです!S32は王道の組み合わせにも手を出しつつ、また独自の構築も探って行きたいと思います。SV出るまでに絶対2000乗せます!

s31みなさんお疲れ様でした、対戦ありがとうございました!

s32もよろしくお願いします!

スペシャルサンクス

20目指すぞ!窓の皆さん

毎シーズン本当に気持ちの支えになってます。皆の組んでる構築や考えを知らず知らずのうちに取り入れている気がする。窓立ち上げて本当によかったです。そしてありげいつさんさすが!2000めっちゃおめでとう!!!!

Twitterで絡んでくださる皆さん

不意の一言でモチベが高まり、順位ツイートに常に刺激を受け、何気ない一言からヒントをもらっています。

 

 

<S30 最終444位 R1863> ソウテイガイ・ホウオウダイナ

皆さんs30もお疲れ様でした!医療系社会人トレーナーのDSONです。

今期は初の試みとして複数人の仲間で話して1つの構築軸を作りました。自分の結果は444位とイマイチ振るわずでしたが、同じ軸を使っていたヒバリさんが最終1933/167位という順位を取られていますのでぜひそちらの記事もご覧ください。

lark-hearts.hatenablog.com

構築経緯

社会人で潜る時間を稼ぎきれないこともあり、対面的で比較的試合時間の短い対面構築を組むことにしました。いくつかの候補の中で、見た目上型を絞られにくく、想定外の展開から相手を崩すことの出来そうなホウオウダイナを軸として採用しました。

対面的に動くためホウオウは最も破壊力の出る球

ダイナは打ち分けできつつ火力の出るパワハ3ウェポン

クッション・スイープ・切り返し全て可能で相性のいいメタモン

軸で対応が不十分かつ最も重いランドロスに強い襷マンムー

この4匹を固定して補完を考えていきました。

単体考察

ホウオウ

性 格:意地っ張り 特 性:再生力 持ち物:命の珠

実数値:209(220)-200(252+)-110-*-174-115(36)

技構成:聖なる炎 / ブレイブバード / 地震 / 身代わり

調整意図:

A振り切り

HB 陽気ランドロスの球ストーンエッジDM時確定耐

HD 特化オーガの雨しおふき+球ダメ1回確定耐

構築コンセプト①

A特化ホウオウ。身代わりはコンセプトの型誤認を誘いつつ、状態異常を防いでの高火力押し付け、DM後のDM枯らしなど様々な使い方があります。HAにすること相手視点でのヤンキーDMを合法化することができるのもポイントです。

ムゲンダイナ

性 格:おくびょう 特性:プレッシャー 持ち物:パワフルハーブ

実数値:215-*-115-197(252)-116(4)-200(252+)

技構成:ダイマ砲 / 火炎放射 / メテオビーム / 身代わり

調整意図:CS振切

構築コンセプト②

本構築最強のポケモン。状態異常を身代わりで切り、身代わりを見て耐久型だと思って出てきたポケモンを破壊します。幾度となくHBポリ2や耐久型を想定して出てきたホウオウを破壊しました。

メガネはカバルドンランドロスの処理に強いですが、結果を残しており警戒されやすいこと、ネクロキュレムのようなタイプ受けしてくる構築に択になることが問題で、また結局ラッキー・ハピナスは突破できません。メテビ型は爆発力がないですが、みがわりを入れることで相手視点型の誤認を誘いつつ火力を上げることができるため、メガネにはない魅力がありました。一度試してみてほしいポケモンです。

オレハラッキーダケハユルセネェヨ

メタモン 

性 格:ゆうかん 特性:かわりもの 持ち物:こだわりスカーフ

実数値:155(252)-*-*-*-*-*

技構成:へんしん

調整意図:Hぶっぱ

軸。ザシバドやゼクロムの切り返し以外にも、1回クッションに使ったり、マンムーを襷で残して2回変身したりと用途は多数に渡ります。使えば使うほど強いヤバいやつ。ちなみに性格勇敢だけど勇敢な理由は特にありません。。。

マンムー

性 格:いじっぱり 特性:どんかん 持ち物:きあいのたすき

実数値:176(4)-200(252)-100-*-80-132(252)

技構成:地震 / つららばり / かみつく / 氷の礫

調整意図:ASぶっぱ

ランドロスに強く、ザシバド・その取り巻きにも強いかみつく採用型。本構築ではランドロスと相対することが多いためどんかん。また、本構築で重いメンヘラミミッキュや、襷を盾に強引に2回行動を試みるガブリアスなどの地面を葬るため、ルギアやジガルデの身代わり・マルスケに強いつららばりを採用しました。雪雪崩がないのでマンムーミラーに弱いこと、ザシアンに相変わらず対面で負けることが辛かった。あと強いザシバド使いは初手にランドロスを選出してくれませんでした。

ナットレイ

性 格:なまいき 特性:鉄の棘 持ち物:とつげきチョッキ

実数値:181(252)-146(252)-151-*-150(4+)-22(最遅)

技構成:ジャイロボール / パワーウィップ / はたきおとす / だいばくはつ

補完枠。ゼルネアス構築があまりにきつすぎたため最も勝てる型で採用。サンダーやイベルなどナットレイに強い駒が必ず同居していますが、ある程度の火力があるので交代読みで技を決める、回復に合わせて有利対面を作るなどで工夫します。が、どうしても1枠無駄になるのでは、という考えがもたげやはり選出率は低めでした。

カプ・レヒレ

性 格:おくびょう 特性:ミストメイカー 持ち物:拘りメガネ

実数値:153(60)-*-135-141(196)-150-150(252+)

技構成:ムーンフォース/ なみのり / トリック /挑発

調整意図:HD 特化イベルタルの球ダイジェット確定耐

S特化、残りC

補完枠② 原案ではキングドラでしたが、僕のキングドラはどうしても麻痺・混乱に弱いらしく一生動いてくれなかったので変更…

というのは半分嘘で、終盤にカバルドンイベルタルに連続であたり体感増えたように感じたため最終日朝6:30に変更しました。個人的にはこの変更は当たりで、麻痺を気にせず殴ったり、眠ってくるグラードンに喝を入れるのに役立ちました。

選出

基本選出

ホウオウ ダイナ メタモン

最もパワーが出る選出です。先行DMからDM枯らし⇒ダイナ・メタモンで切り返し、ダイナでみがわり・様子見から削りを入れて後発ダイマなど状況に応じて選択します。

マンムー ホウオウ @1

ザシバド、ランドロスが相手にいる場合などはマンムーを初手で選出します。相手がランドロスを後ろに置いてくる場合も多いので、メタモンを3体目として選出する場合が多かったです。

その他、カバやイベルがいた場合はレヒレなど、対面構築ですので相手に合わせて選出します。

きついポケモン

カバルドン:あつぞこブーツを持たないホウオウの天敵です。カバルドンがいる場合はホウオウを選出しないことが望ましいですが、ホウオウを選出しないとどうしてもパワーが落ちるのが構築上の欠点でした。

イベルタル:特殊ならホウオウとダイマを切り合えば勝てますが、そもそも上手い人は後発ダイマを徹底するため厳しい試合が多かったです。

・ルギア:無理寄りの無理です。電磁波がないタイプはホウオウでダイジェットをしてSをまくりにいきますが、ラム持ちの電磁波サポート+詰め型はこちらの伝説2体に刺さる上、相手がDMを切らないのにこちらがDMを切らなければ突破できない最悪の展開に持ち込まれるため厳しかったです。最終日付近で増えたのが非常に恨めしい。

あとがたり

構築・軸は非常にパワーがあって強かったのですが、補完が決めきれなかった印象でした。個人的には最後レヒレを入れてしっくりきかけていたので、もう少し前にたどり着けていれば…という一方で、シーズン終了1週間前くらいからスランプに陥ってしまい構築が信頼できない瞬間があり、その時に色々と軸をいじった分試す時間が減ったという事実があり、軸を信じて取り組めばよかった…という反省もあります。

あとはかなり対面よりの構築になったため相手の選出との噛み合いゲーになってしまったことも問題点でした。次シーズンではもう少しサイクル要素を取り入れること、構築に求められる強い要素を抽象度上げて書き出すなどして構築作成に取り組みたいと感じました。

6月は最終日舞えるので、気合入れて頑張ります。

s30みなさんお疲れ様でした、対戦ありがとうございました!

s31もよろしくお願いします!

 

 

<s29 最終342位 最終レート1881> 偽装対面ロンゲネクロオーガ

皆さんs29もお疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

今期も前期に引き続き3桁順位、また、デフレシーズンではありますが過去最高順位を更新することができました。構築は前期よりはオリジナリティがあり、比較的面白いものとなっておりますのでぜひご一読ください。

構築経緯

s28で日食ネクロズマ構築をまとめることができなかったためリベンジとして構築の軸にすることを決めました。型は受けのネクロズマはイベル・オーガ・増えたゼクロムに対応するのが難しく、1回舞うだけで相当なプレッシャーのかかるA特化3ウェポンとしました。

相方はゼルネアス・イベルタルも試しましたが、ザシアンを考えると麻痺依存になりがちなのがストレスで、修羅の国と化した現在のランクマでは最後に麻痺したザシアンと上2匹が対面し運ゲになるのがどうしてもストレスでした。そこで攻めの相性補完が取れ、ダイマを切らなくても強いカイオーガを採用しました。貯水持ちを誘ってネクロズマで起点にできることも好相性でした。

この型のネクロズマは思った倍は柔らかく、受け出すことは到底できず、起点作成なしには死に出しでもSが微妙なので舞う前に削られてしまいます。そこで当初壁構築にしていたのですが、どんなに壁貼役を変えても、最終的に対策されていると勝てず安定した勝率を出せませんでした。そして最終的にあるポケモンに辿り着き軸として採用しました。

単体考察

ネクロズマ(黄昏のたてがみ)

性 格:意地っ張り 特 性:プリズムアーマー 持ち物:ラムのみ

実数値:173(4)-229(252+)-147-*-129-193(252)

技構成:サイコファング / 地震 / ロックブラスト / 龍舞

調整意図:

AS振り切り :+1 地震で H252 B4ザシアンが68.7%で乱数1発

A特化3ウェポン型。ぱっと見で鋼技がないことに気づいた方はネクロ通です笑

貯水組を吹っ飛ばすためにサイコファング、ザシアン・ネクロへの打点となる地震イベルタル・サンダーへの打点となるロックブラスト、いずれも削れませんでした。撃ち合いには弱いですが、そもそもこのポケモンで真っ向から撃ち合っている段階で本構築は負けを意味するので気にしませんでした。

カイオーガ

性 格:ひかえめ 特性:あめふらし 持ち物:とつげきチョッキ

実数値:175-*-111(4)-222(252+)-160-142(252)

技構成:しおふき / ねっとう / れいとうビーム / 雷

調整意図:CS振切

攻めのネクロズマランドロスで抑える動きや、カバルドンを牽制します。当初スカーフでしたがメタモンに渡したためチョッキ。ラス1でDMしなくても強いのがいいところです。貯水勢に出す言い訳にするため零度採用も考えましたが、2割に頼るよりネクロで起点にした方が強いので不採用としました。みがわり瞑想などの貯水に強い型での採用は選出の幅が広がることもあり、試してみたかったのですが、時間がありませんでした。

オーロンゲ 

性 格:意地っ張り 特 性:わるいてぐせ 持ち物:気合いの襷

実数値:170-189(252+)-85-147(252)-*-81(4)

技構成:ソウルクラッシュ / パワーウィップ / ふいうち / しっとのほのお

調整意図:AC振り切り(レンタル、特防をサボってます)

本構築最大の地雷枠であり、最強のポケモンです。

環境トップのザシアン、そしてザシアンと組んでいるカイオーガイベルタル、バドレックス全てに打点があり、同時にデバフをかけることで起点作成が可能です。伝説2体に積み技があるため何か変だと思っても壁貼り・起点作成を相手は捨て切ることができないため突っ込んでくることが多く、なんだか火力が高いな?と思っても補助技を切っているとは思わないため迅速な処理を試みてきます。

まともに殴り合うと、DMなしのカイオーガ、球でふいうちのないイベルタル、バドレックス全て対面で打ち勝つことができます。ザシアンに対しては嫉妬の炎で火傷を入れ、ネクロズマに引く動きで完全に起点化することが可能です。

実際は別のポケモンからザシアンに引くことで容易に対応できるのですが、前述の理由でほぼされませんでした。最終日近くに実況者のバンビーさんが同じような型を動画化していたときはゾッとしましたが、都市伝説と皆思ってくれていたのかほぼ読まれず、ホッとしました。逆に電磁波採用のイメージがついたためザシアンが襷をみても石火を撃ってくれたのでありがたかったです苦笑 唯一しんどかったのが電磁波読みでランドロスに引かれることですが、裏にメタモンランドロスを置くことで挽回することが可能です。

ちなみにASゼクロムらいげきを打つと、襷で耐えて球を奪い、相手の球ダメと返しのソルクラで68.7%で乱数1発という恐るべき現象が起こります(1勝)。

サンダー

性 格:おくびょう 特性:プレッシャー 持ち物:いのちのたま

実数値:166(4)-*-105-177(252)-110-167(252+)

技構成:ライジングボルト / ぼうふう / ねっぷう / でんじは

調整意図:CSぶっぱ、あまりH

珠サンダーです。どうも。珠サンダーです。言うことがありません…

本構築ではイベルタルを吹きとばすだけの役割しかありませんが、十二分の活躍を見せてくれました。

ランドロス

性 格:わんぱく 特性:いかく 持ち物:たべのこし

実数値:193(228)-165-148(196+)-*-108(60)-115(28)

技構成:じしん / いわなだれ / ビルドアップ / みがわり

(レンタル、HPが1少ないことにシーズン終了後気付きましたが、修正できてません。。)

しゃのわーるさんの調整を参考にさせていただきました。(無断転載申し訳ございません。こちら問題あればすぐに削除いたします)

【SWSH】S28使用構築 ゼルネネクロサイクル_対ザシアンオーガメタ【最終92位 R2013】 - chatnoir's pocket

ゼクロム対策を兼ねながら、ナットレイテッカグヤを見てもらいます。ランドロス・エースバーン・ホウオウからの引先にもなります。ナットレイが今期はオーガ・ジガルデと組んでいることが多く、ランドだけでは崩せないこともありましたが、最終盤でみがわりからカバルドン・ラッキーを2タテする、ゼクロムをいかく+ビルドでしのぎきって捲るなど補完として素晴らしい働きをしてくれました。

メタモン

性 格:なまいき 特性:かわりもの 持ち物:こだわりスカーフ

実数値:155(252)-*-*-*-*-*

技構成:へんしん

調整意図:Hぶっぱ

ザシバド、ゼクロム対策、対面での最後の詰めとして必要な展開が予想される場合に選出しました。実際は現環境でメタモン対策をしていない人はおらず、選出択になってしまうため選出率は低めでした。裏を返せばこのポケモンがいるだけで勝手に相手の中では選出択が生まれるので、こちらはそれを読んで選出することが容易になる利点が大きかったです。

選出

基本選出

ロンゲ+ネクロ or オーガ@1

初手のオーロンゲがうまく動けると判断した場合に選出します。基本的にはザシアン系統はこの選出です。イベルのときはサンダー必須。

ザシアンから来た場合は嫉妬の炎⇒ネクロ引き、イベル・オーガ・バドならば対面処理を狙います。サンダーがくることがありますが、CSなら大ダメージ、ザシアンコピー対策のHBならソルクラでC↓してからネクロの起点にします。ランドロスに引かれた場合はダメージ量をみてオーガに引くか、そのまま殴り続けるかを選択します。

ゼクロム

ロンゲ+ランド or メタモン @1

ナットレイが同居していることが多く、大体はきつい試合になります。流行のゼクロムオーガであれば、ゼクロムオーガナットと選出されることが多く全てに打点があるロンゲから入ります。あとはどうやってナットを役割集中して攻略するかですが、勝率はかなり悪かったです。

あとは雰囲気次第で選出します。

きついポケモン

ゼクロム:なんやかんやキツすぎます。ロンゲを舐めてくれれば勝てますが、強い人相手では厳しい。

・ラッキー:眠らせて地面に投げつけて●すだけでは飽き足らず、甘えることも覚えてしまったメンヘラです。ネクロで舞って一撃加えたり、ロンゲでタコ殴りにしてなんとかします。

・ジガルデ:悠長させると即詰みします。ポイントは1舞で、相手がとぐろを巻く前に1撃加えること。すると相手はDMを切らざるを得なくなります。こちらのネクロもやられることが多いですが、後続のオーガが仕留められるので、残りで勝負します。

あとがたり

とにかくオーロンゲが強かったです。どの構築にも入るタイプのポケモンではないですが、一度使ってみる価値はあるように思います。警戒されてても刺さるタイプのポケモンなので次シーズンでも使えるような気はしますが、うまく処理されると1体無駄になるのでご利用は計画的に…

今回自己最高レートと順位を更新することができ(まだまだ上位帯とは言えませんが…)、勝因を振り返ると

・軸となる3匹が決まっており、環境で流行していたザシアン系統に安定した試合運びができた(そのため、プレイングが安定していた)

・初手要員が明確に決まっており、出し負けが少なかった

ことが大きいように思います。一方で勝ちきれなかった理由は

・想定した試合運びから外れると構築としてリカバリーが効きにくかった

・きつい伝説の組み合わせが、無視するには多すぎた(ネクロキュレムゼクロム・イベルダイナetc…)

・まだまだプレイング上のミスが多かった(特に詰め)

5月はあまり多く潜れませんが、反省を踏まえてより汎用性が高く、アドリブの効きやすい構築、そして1戦1戦プレイングを記録・振り返って取り組んでいきたいと思います。

s29みなさんお疲れ様でした、対戦ありがとうございました!

s30もよろしくお願いします!

 

単純明快バドザシアン<S28 最終1859 590位>

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皆さんs28お疲れ様でした。はじめましての方がほとんどと思います。社会人トレーナーのDSONと言います。剣盾からガチ対戦を始め、上位を目指して取り組み始めたのがS12になります。

今シーズンは年度末で仕事も忙しくガッツリは潜れなかったものの、なんとか3桁台に残ることができました。全く独創的な構築ではありませんが、自分の思考回路整理と少しでも誰かの参考になればと思い、構築記事にまとめました。よろしければご一読ください。

構築経緯

s27を受け、環境はザシオーガ、ザシイベル、ザシバド、ネクロ絡み(ゼルネクロなど)の4竦みになると考えました。ネクロがうまく組めれば最も強そうでしたが組む時間がなく、当初伝説の相性関係から有利と思われるザシイベルを使っていましたが、ザシサンダー@1のような全ての構築に対してどうしても噛み合いゲーになり勝率が安定せず、特殊にするとゼルネが、物理にするとザシアンが選出を邪魔して自信を持って選出できる場面が少なかったため手放すことにしました。オーガとバドレックスで迷いましたが、オーガはトリトドンの大流行により大きく煽りを受け、努力値の振り方まで考えると汎用性を保ちながら全てのトリトドンを駆逐するカイオーガを考えることができなかったため、より単純に受けにくく強力なバドレックスを軸として採用しました。

次にザシアンの型ですが、ザシアンがあらゆる構築に入ること、それによりHBサンダーが大流行したことから触れる回数を減らすため、またザシアンミラーで勝つためにHSベースで剣舞を採用しました。

バドレックスはスカーフと迷いましたが、先発で出る機会が多いこと、ミラーで躊躇なく突っ張れること、メタモンの存在を考えて襷で採用しました。

バドレックスの採用によりイベルタルが厳しいと思われがちですが、昨シーズンからずっとザシイベルを使っていた関係でザシアン+球サンダーで並のザシイベル構築は十分に対応できることが実体験としてわかっていました。そこで3枚目に球サンダーを採用しました。

4枚目としてザシバドを使う以上メタモン対策は必須のため、汎用性が高く1枚で両方を対策できるガオガエンを採用。

ザシオーガがなんやかんやきついと感じたためトリトドンを採用。

最後にプチ流行しているように見えたキュレム絡みや、ザシイベルに対して選出の幅を広げるたこと、ムゲンダイナ、ジガルデ、びっくりギミックを流すために汎用性の高いカバルドンを採用しました。

単体考察

ザシアンf:id:zamazenta315:20220402174823p:plain

性 格:意地っ張り 特 性:ふとうのけん 持ち物:くちたけん

実数値:199(252)-211(12+)-141(44)-*-136(4)-193(196)

技構成:きょじゅうざん / じゃれつく / インファイト / つるぎのまい

調整意図:

HB:242+(1↑)ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっか 確定耐え

S:S128サンダーのダイジェット1回+1

   最速エスバ抜きのザシアンをさらに抜けるライン

A,D:余り

禁止伝説界最強ポケモンです。HBに多めに割き、Sをここまで上げることでザシアンミラーに強い構成になっています。インファイトワイルドボルトと選択です。ワイボがないためホウオウの入ったパーティにはかなり苦戦しましたが、それ以上にネクロズマに対して高打点となるインファイトが環境に多い構築を考えると優先されました。ガオガエンやポリ2が黒バド対策として採用されていたこともインファイトの採用理由です。Aは低めですが+3じゃれつくと砂ダメでほぼHBサンダーが落ちる、+5インファイトでHBネクロズマが83.3-98.0%削れるためあまり困ることはありませんでした。HS剣舞インファイトの採用でラス1ネクロズマ対面でも勝ちうる、龍舞1回で上を取れると考えているネクロズマを文字通り鉄拳制裁することができ、立ち回りの幅が広がったように感じました。

バドレックス(こくばじょうのすがた)f:id:zamazenta315:20220402175347p:plain

性 格:おくびょう 特性:じんばいったい 持ち物:きあいのタスキ

実数値:175-*-100-217(252)-121(4)-222(252+)

技構成:アストラルビット / サイコショック / リーフストーム / わるだくみ

調整意図:CSぶっぱ、あまりD

特に言うことのないテンプレ構成です。とにかくゴーストタイプが偉く、でんこうせっかで縛られません。イベルタルではふいうちでザシアンを縛りにくいという致命的な欠点があるのですが、バドレックスはそれが全くないのがストレスフリーポイントでした。技についてはガオガエンで受けられることが多かったことからリーフストーム⇒マッドショットとすることも検討しましたが、水地面勢が調子に乗る未来が見えたためやめました。ちなみにガオガエンがHDぶっぱでも57-68%入ります。

サンダーf:id:zamazenta315:20220402175340p:plain

性 格:おくびょう 特性:プレッシャー 持ち物:いのちのたま

実数値:166(4)-*-105-177(252)-110-167(252+)

技構成:かみなり / ぼうふう / ねっぷう / みがわり

調整意図:CSぶっぱ、あまりD

球サンダーではなく最早バカサンダーです。DMすることが多く、またカイオーガが役割対象であること、究極の上振れ要素である30%麻痺からかみなりを採用しました。実際に非DM時の火力がバカで、こちらのDMを枯らした後に、ジオコンしてなんとか捲ろうとしたゼルネアスを7割削り+麻痺で絶望させたことがあります。外してもまぁ外すよねくらいの気持ちで使うのがポイントです。

特性プレッシャーはカイオーガのS判定⇒みがわりで全対応するためのものですが、スカーフオーガはほぼいなかったため初手オーガ対面の度に「まぁスカーフいないよねー」と発言するためのアクセサリーと化していました。心の安定にはよかったかもしれません。

みがわりは個人的に球サンダーの必須技と思っており、DM後の相手のDM枯らしや、あくびよけなど様々な局面で活躍しました。おすすめです。

カバルドンf:id:zamazenta315:20220402175326p:plain

性 格:しんちょう 特性:すなおこし 持ち物:たべのこし

実数値:215(252)-132-139(4)-*-136(252+)-67

技構成:じしん / あくび / ステルスロック / ふきとばし

調整意図:イベルタルの球ダイアークや特化球キュレムのフリドラを耐える乱数を増やすようにHDぶっぱ、あまりB

普通のHDカバルドンです。ムゲンダイナ・キュレムに投げる、イベザシに初手で投げる言い訳にする関係上HDに振りました。アタッカーポリ2の数は多くないと考えBは下げていません。

無難に強かったです。特にキュレム+ヌオーやHBサンダーのような構築は初手キュレム⇒ヌオーまたはサンダーと動くことが多いため、ザシアン⇒カバルドンと釣り交換を決めてステルスロックを撒くことで有利に試合を進められます。キュレムはこちらのカバルドンにわざわざDMを切るのは勿体無いと考える人が多いのかフリーズドライが飛んでくるのですが、フリドラなら球、特化でも割といい乱数で耐えるのでふきとばしやあくびを入れることができます。

トリトドンf:id:zamazenta315:20220402175436p:plain

性 格:なまいき 特性:よびみず 持ち物:オボンのみ

実数値:218(252)-103-98(76)-112-137(180+)-53(↓)

技構成:じしん / ねっとう / あくび / じこさいせい

調整意図:

HD:特化球カイオーガのダイアタック(150)*2をオボン込みで乱数2(8.2%)

HB:特化ザシアン+1じゃれつく 乱数1(18.7%)

地震のためS下降補正

HDにやや寄せたトリトドンです。カイオーガディアルガに対して選出します。カイオーガに対して寄せすぎたため特化ザシアンのじゃれつくを食らって昇天した場合は「あば〜」と叫んで降参を押すことになること、特化球ダイアタックカイオーガが都市伝説レベルの存在で人類皆絶対零度の魔力にハマっていたため、もう少し物理に寄せた方がよかったと思います。

ザシオーガ+メタモンに対してはなんとかこいつとオーガの対面を作り、そこからダイアースをぶっ放す覚悟が必要になります。

ガオガエンf:id:zamazenta315:20220402175321p:plain

性 格:なまいき 特性:いかく 持ち物:ゴツゴツメット

実数値:201(244)-135-132(172)-100-134(92+)-72(↓)

技構成:オーバーヒート / DDラリアット / こらえる / すてゼリフ

調整意図:

太古の昔にDL調整した個体…の割に何故かHが4減ってDが1増やしてある(苦笑)

鎧環境のときに5桁の私がドラパガエンだ〜と無邪気に使っていた時の個体です。あの時は猫も杓子もDL調整の毎日でした…ということで調整意図が存在しません。。。それにもかかわらず、MVP級の活躍を何度も見せた偉い子です。

持ち物や技構成はs27いろはさんのものを参考にしました。実はバドレックスやメタモンに後出しすることを考えてジャポのみを持たせようと思ったのですが、バッグを探したところ持っていなかったため不採用となりました。(おい こらえるは1回も使わなかったため別技を検討してもよいと思います。

バドザシミラーはこの子の使い方で勝負が決まると言っても過言ではなく、ガエンとバドのどちらでダイマを切るのか、どちらを切って残すのかを考えて戦います。また、s28では地震を切っているチョッキでないホウオウが多かったため、ガエンでデバフをかけてバドを出し、わるだくみから崩すルートを取ることができました。

選出

基本選出

ザシバド@1

ほぼこれです。相手の構築によってどちらを初手に出すか決めますが、バドのことが多かったように思います。

@1は相手の伝説によって決めます。キュレム・ダイナはカバルドン、ザシバドやホウオウがいればガエン、他はサンダーが多かったです。

ザシイベル

ザシサンダー@1

@1はバドかカバです。イベルを出してこないこともありますが、その場合は5分で戦えますし、出してきた場合はザシサンダーのどちらかで対処します。カバやラグがいればほぼ確実に出てくるため、初手サンダーでみがわり⇒あくびをかわして、2ターン目ダイジェットを打って荒らすのをよくやりますが読まれてあくびを打たれると崩壊します(1敗)。

メタモンがいる場合

ザシ or バド+ガエン@1

メタモンに対する引き先を用意します。後述しますがカイオーガメタモンの場合はガエンが腐るので非常に選出を悩みます。

きついポケモン

・ホウオウ:ザシがワイボを切っているため限りなく苦戦します。じしんがなければガエンを絡めて起点化します。

メタモン:当然きついです。オーガ+メタモンはバド+トリトドン@1になりますが、ガエンを出すとパワーがgmになり、サンダーを出すとバドを削らないようにしないといけないのでプレイングが制限されます。

ブラッキー:ザシアン以外勝てません。

・受け:対策をしていないので崩しに乏しく、ラキヌオーやハピヌオーはまだしもバンギヌオーの並びは崩すのに非常に苦労します。

・壁:誰か僕に壁構築の自然でパワーの落ちない対策方法を教えてください。

理論上ではまだまだきついポケモンが多いですが、意外となんとかなります。

あとがたり

ザシバドの感想は「シンプルに強い」これにつきます。なので構築名に据えました。

今の環境は対面チックですが初手の読み合いや釣り交換含めて試合としてはアツい展開になることが多く、現環境で戦っているポケモン星人を相手にしていることもあり楽しいと感じます。今期はあまり潜れませんでしたが4月は時間が取れるので、オフに向けても真剣に、しかし楽しく取り組んでいきたいです。

自分に足りないものに1試合ごとの振り返り、そして自信がありますが、少しずつ「俺が勝ってもいいんだ」という自信が出てきましたので、ぜひ次期で確固たるものにしたいです。常時スーパーサイヤ人の皆さんに食いついていけるよう頑張ります。

s28対戦ありがとうございました、s29も対戦よろしくお願いします!