皆さんs31もお疲れ様でした!医療系社会人トレーナーのDSONです。
今期は環境に対応するのが非常に難しく、構築がまとまらず苦しんだシーズンでした。
本構築は最終日当日に組んだため穴だらけの構築ではありますが、メタにメタを張る、流行から少し型を変え相手の想定をズラすなどの要素を取り入れました。
ぜひご一読ください。
ちなみに構築名はメタのメタ、相手をメタメタする、をかけてつけました。
…
誰か構築ネーミングセンスをください(´・ω・`)
コンセプト
・相手に弱いDMを強要し、自分のDMは強く使う
・相手のメタ枠を起点にして試合を優位に進める
構築経緯
s30に攻めのムゲンダイナを使っていたときから詰め・積み・崩し・削り・サイクルパーツなどあらゆる動きのできる
コスパダイナが
強いのではと考えていましたが、よい調整が思いつかず使用を断念してい
ました。
s30で結果を残したるどるふさんのオボン
コスパダイナ+
メタモン+
イベルタルを見て、非常に強い調整と感じた&禁伝の中で最も好きな
イベルタルを最も強く使える構築である
と感じ、ダイナイベル
メタモンを軸として採用しました。
当初原案通りのゴチルに加え裏選出でカバドリを入れて18まで乗ったものの、中盤辺りからダイナイベルの組み合わせが流行しているとのTweetを散見。メタられたら嫌だなと思っていたところ見事にメタられ、具体的には
① 剣の舞ザシアンと+4以上のザシアン受け(ヌオーや、1/4のヒトムなど)の組み合わせ
②
カバルドンを絡めたサイクル(
ゴツメオーガ入りカバザシオーガなど)
③ 高火力氷 or ドラゴン+地面(ダルマ/BWドラゴンズ+
ランドロス)
の組み合わせをよく見るようになりました。
そこで最終日に①②③のうちドラゴン+
地面以外に非常に強く出れるカゴのみ
ロトムを採用しました。
また、イベルタルが環境に増えていたので、反動でザシアンも増えるだろうと予測し、ザシアン入りへの勝率を上げるためイベルタルを特殊型へと変更しました。
補完として元々キツかったゼルネや
キュレムに強いチョッキドリュ
ウズ と、イベルで先に
ダイマを切った後の切り返し、
変わらずメタの中心にいるバドザシに安定して勝つための襷カウン
ター悪ウー
ラオスを採用して構築が完成しました。
単体考察
性 格:控えめ 特 性:ダークオーラ 持ち物:命の珠
実数値:201-*-127(92)-201(252+)-118-140(164)
技構成:あくのはどう / デスウイング / 熱風 / 気合球
調整意図:
C振り切り
HB 特化+1ザシアンの巨獣+球ダメ最高乱数以外耐
S 最速ウオノラゴン抜き
軸①
最強DMエース。元々物理イベルでしたが、ランドで威嚇を入れ誤魔化そうとするPTが一定数いること、物理だとヌオーに一発耐えられる、何より対ザシアン性能が高いことから特殊で採用しました。物理イベルがあまりにも流行したためイベルタルをラッキーやバンギで受けようとする人は少なく、環境的に特殊受けの選出抑制がかかっていたことも特殊型の採用を後押ししました。
調整は特化巨獣+球を大体耐える調整です。無傷のザシアンと偶発対面した際に最悪でも1:1を取るためにこの調整にしましたが、環境的に最速ザシアンが多いため+1ジェットで抜けないことがあること、また上位にスカーフカプレヒレなど+1で抜けないポケモンが一定数いたことから準速の方がよかったかもしれません。
技構成は必須の3種類に加え、バンギがいることで選出を渋ることは絶対に避けたかったためお守りがわりにに気合球を入れています。ちなみに打った回数はほぼゼロです。
ちなみに壁貼りにリフレクターを優先して貼られる度に「わかる〜わかるよ〜」と独りごちていて誰かが見ていたら非常にキモかったと思います。
ムゲンダイナ
性 格:おくびょう 特性:プレッシャー 持ち物:オボンのみ
実数値:247(252)-*-132(132)-166(4)-126(84)-170(36+)
技構成:ダイマ砲 / 火炎放射 / コスモパワー / 自己再生
調整意図:
HB 特化+1ザシアンの巨獣斬をオボン込+コスモパワーで最高乱数2回連続以外耐
HD 特化サンダーの球ダイジェット2回を最高乱数以外耐
S 最速ガブリアス抜き
軸②
るどるふさんのムゲンダイナからBDを1ずつ削ってSを2伸ばした調整です。それぞれの仮想敵からの乱数がずれるのですが、ガブリアスに先制され無償突破されたトラウマからこの調整としました。(もっといい調整がある可能性大です)
元々はどくどく、マジフレだったのですが、最終日に2ウェポンに変更しました。
理由は
①本構築のコスパダイナの役割が詰めや毒での定数ダメージ稼ぎよりもダイマ誘発と削りにあったため(構築が結構前のめり)
②コスパダイナを誤魔化す眠るバンギやラッキーは結局どくどくがあってもかけられる負荷/詰められなさが変わらないこと
の2点で、結果的に削り残したカイオーガをダイマ砲で速やかに処理する、ディアルガに削りを入れてウーラオスで縛るなどの展開もありこの変更はよかったと感じました。
ちなみに詰められるポケモンは弱点をついてくるポケモンでも結構いるので、初めてコスパダイナを使う際は色々とダメ計を回してみることをおすすめします。火力アップアイテムのないマンムーを起点にできることがわかったりと色々面白いです。
性 格:ゆうかん 特性:かわりもの 持ち物:こだわりスカーフ
実数値:155(252)-*-*-*-*-*
技構成:へんしん
調整意図:Hぶっぱ
軸③
毎シーズン特にいうことはありません。ムゲンダイナを突破すべく積んできたポケモンを奪います。立ち回りのところにも書きますが、ザシアン++4ザシアン受けの構築に選出した際は、コピアンで1回殴った後必ずもう1回殴るべきかどうかを十二分に検討してから動くのが本構築1番の肝です。
性 格:ひかえめ 特性:ふゆう 持ち物:カゴのみ
実数値:157(252)-*-127-165(196+)-127-114(60)
技構成:ハイドロポンプ / ほうでん / あくのはどう / 悪巧み
調整意図:Hぶっぱ S準速テッカグヤ抜き C残り全振り
補完①
主にザシアン御三家+ヌオー、カバルドンに対するメタとして採用しました。ヌオーは現在主にあくびで対面操作をする型が多く、メインウエポンは地震1つのことが多いため相手のあくびに受け出しでわるだくみを積むことができればゲームセットまで持っていくことが可能です。また、水電気で鋼1/4という耐性が抜群に強く、現在主流の弱点保険コスパ/瞑想ネクロズマに対して悪の2匹とサイクルを形成するだけで常に択を仕掛けることができ、相手のDMを枯らすこともできます。
努力値は最低限のSを確保し、悪巧みを積む関係上耐久に努力値を振りました。
技は様々なポケモンに刺せるように3ウェポンとしています。
ウーラオス(いちげき)
性 格:ようき 特性:ふかしのこぶし 持ち物:気合いの襷
実数値:175-182(252)-120-*-80-163(252+)
技構成:あんこくきょうだ / インファイト / カウンター / ふいうち
補完②
ザシバド相手にイベルタルがDMを切ることを想定し、イベルタルが処理またはザシアンと相打ちになった際にバドレックスを最も安定して処理できる、かつ単体の襷枠として汎用性があり切り返し要素もあるポケモンとして一番に思いついたのがこのポケモンでした。調整も技も言うことはありませんが、イベルタルで先行DMを切ることも多い本構築では強力な切り返しとなるカウンターが非常に強く、DM下のホウオウ・ネクロズマ・ランドロス・ガマゲロゲなど様々な物理ポケモンを切り返すのに利用していました。
努力値を4振り忘れているのがチャームポイントです☆(おぃぃ
性 格:いじっぱり 特性:すなかき 持ち物:とつげきチョッキ
実数値:191(44)-198(196+)-89(68)-*-89(28)-130(172)
技構成:じしん / アイアンヘッド / ロックブラスト / つのドリル
調整意図:
HAB - コピーされたメタモンのダイアースをDM状態で93.8%で耐え
S-準速日食ネクロズマ抜き
D-残り
補完③
軸・補完でもどうしても勝ちきれないBWドラゴンズとゼルネアスに対するDMエースです。チョッキをつけているため時折ザシバドやアタッカーらしいムゲンダイナ軸にも出していきます。ハマった時は相変わらず凄まじい制圧力を見せますが、やはりランドロス・ウーラオス・ホウオウなどの弱点をつける物理アタッカーにDMしても一撃で葬られてしまうのが弱く、一方でチョッキを外すと一番の役割対象であるゼルネアスへのマークが弱くなってしまうため刺さっていると感じてもなかなか選出することができませんでした。変更するならこの枠、または努力値/持ち物だと思います。
選出
最終日に組んだため確立されたものは少ないですが…
軸の基本選出で、ダイナで相手にDMを切らせることができる/コスモパワーで起点にすることができれば大体後発イベルで捲ることができます。
ザシオーガ、ザシイベル(明確な+4ザシアン受けがいない且つダイナが一撃で葬られるポケモンがいない場合(ヒヒダルマ、ドラパルトなど)にこの選出
メタモンミトム@1(ダイナ/イベル/ラオスなど)
明確なコピーザシアン受け、特にヌオーがいた場合の選出です。相手の取り巻きを見て、ザシアンから来ると確信した場合は初手メタモンから入ります。なんとか相手のヌオーにミトムを合わせることができればあとは悪巧みから崩していくことが可能です。
ゼルネクロ以外のネクロ絡みに出していきます。こちらにダイナがいるのでほぼ100%ネクロズマが選出され、「イベルをなんとか処理してネクロズマで全抜き」を狙ってきます。そのためこちらは「イベルタルで数的有利をとり、ネクロズマをラオスとミトムで削り切る」ことを狙います。ネクロは特殊型でも鋼技は物理なので、カウンターがよく刺さります。
ゼルネアス、キュレムもしくはドリュウズがよく通っている場合に選出します。
立ち回りで最も意識すること
本構築は完成された基本軸に対する明確なメタに、さらにメタを張り直して勝つことをコンセプトにして組んでいます。ただし鍵となるウォッシュロトムの数値が非常に心許ないため、少しの削りが試合展開に致命的に影響する可能性があります。
例えばザシアン+ヌオーのような構築と当たった時、コピーザシアンを一旦ヌオーで受けられた際にはすぐ引くのではなく必ず相手の選出から相手の取りうる行動を考えて自分の行動を選択する必要があります。
最も簡単な例では、コピーザシアンが巨獣を打ちヌオーに止められた際、相手に明確なイベルタル受けがいない、もしくは出せなさそうな場合、相手視点に立てば次に取る行動は「あくび」か「釣り交換」しかありません。それ以外の行動ではイベルタルに交代されるだけで試合が決定付けられる可能性があるからです。そのため、こちらのメタモンは容易にひいてはいけません。相手にあくびを打たれてから交代するので十分間に合うからです。もちろん相手の取り巻きによってはこの限りではありません。
書けば書くほど当たり前のことを書いているように思いますし、強者の方は当然のようにあらゆる対面で相手の立場に立った思考を瞬間的に巡らせているのだと思います。ただ、本構築を使う上では特に重要と感じたので別枠で記載しました。
レシラム
特にチョッキ持ちを誰も止められません。2体持っていかれるのでまず無理
先にDMを切った方が負けるのですが、相手のイベルタルに対してこちらにストッパーがいないのでイベルタルと同士討ちにするか、ダイナを初手出しして数的不利をとりながらDMを切らせるしかなくザシイベルはきつめです。
ジガルデ
球ジガルデならともかく、いわゆる攻め意識さん型のジガルデにはイベルタル以外勝てません。そしてジガルデ使いがそう簡単にイベルタルを通させてくれるとも思いません。ぶっちゃけ切ってました。
あとがたり
今期は序盤から中盤までは1800に行くなど順調でしたが使っていた軸がメタられることで勝てなくなり、もう一つの軸は全くまとまらず、最終日まで1800のROMを動かせもしないというアホな事態に陥り爆死を覚悟しました。最終的には元々使っていたイベルダイナ軸を改良し、初の1900で終えることができたのでよかった…のですが、見切りの遅さ、構築センスの無さを実感するシーズンでもありました。。。
とにかく中盤で停滞する癖をなんとかしたいです!S32は王道の組み合わせにも手を出しつつ、また独自の構築も探って行きたいと思います。SV出るまでに絶対2000乗せます!
s31みなさんお疲れ様でした、対戦ありがとうございました!
s32もよろしくお願いします!
20目指すぞ!窓の皆さん
毎シーズン本当に気持ちの支えになってます。皆の組んでる構築や考えを知らず知らずのうちに取り入れている気がする。窓立ち上げて本当によかったです。そしてありげいつさんさすが!2000めっちゃおめでとう!!!!
Twitterで絡んでくださる皆さん
不意の一言でモチベが高まり、順位ツイートに常に刺激を受け、何気ない一言からヒントをもらっています。