ゆるっとポケモン日記

30代医療系の社会人トレーナーです。ゆるっとポケモンしてます。かなへい好き。

単純明快バドザシアン<S28 最終1859 590位>

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皆さんs28お疲れ様でした。はじめましての方がほとんどと思います。社会人トレーナーのDSONと言います。剣盾からガチ対戦を始め、上位を目指して取り組み始めたのがS12になります。

今シーズンは年度末で仕事も忙しくガッツリは潜れなかったものの、なんとか3桁台に残ることができました。全く独創的な構築ではありませんが、自分の思考回路整理と少しでも誰かの参考になればと思い、構築記事にまとめました。よろしければご一読ください。

構築経緯

s27を受け、環境はザシオーガ、ザシイベル、ザシバド、ネクロ絡み(ゼルネクロなど)の4竦みになると考えました。ネクロがうまく組めれば最も強そうでしたが組む時間がなく、当初伝説の相性関係から有利と思われるザシイベルを使っていましたが、ザシサンダー@1のような全ての構築に対してどうしても噛み合いゲーになり勝率が安定せず、特殊にするとゼルネが、物理にするとザシアンが選出を邪魔して自信を持って選出できる場面が少なかったため手放すことにしました。オーガとバドレックスで迷いましたが、オーガはトリトドンの大流行により大きく煽りを受け、努力値の振り方まで考えると汎用性を保ちながら全てのトリトドンを駆逐するカイオーガを考えることができなかったため、より単純に受けにくく強力なバドレックスを軸として採用しました。

次にザシアンの型ですが、ザシアンがあらゆる構築に入ること、それによりHBサンダーが大流行したことから触れる回数を減らすため、またザシアンミラーで勝つためにHSベースで剣舞を採用しました。

バドレックスはスカーフと迷いましたが、先発で出る機会が多いこと、ミラーで躊躇なく突っ張れること、メタモンの存在を考えて襷で採用しました。

バドレックスの採用によりイベルタルが厳しいと思われがちですが、昨シーズンからずっとザシイベルを使っていた関係でザシアン+球サンダーで並のザシイベル構築は十分に対応できることが実体験としてわかっていました。そこで3枚目に球サンダーを採用しました。

4枚目としてザシバドを使う以上メタモン対策は必須のため、汎用性が高く1枚で両方を対策できるガオガエンを採用。

ザシオーガがなんやかんやきついと感じたためトリトドンを採用。

最後にプチ流行しているように見えたキュレム絡みや、ザシイベルに対して選出の幅を広げるたこと、ムゲンダイナ、ジガルデ、びっくりギミックを流すために汎用性の高いカバルドンを採用しました。

単体考察

ザシアンf:id:zamazenta315:20220402174823p:plain

性 格:意地っ張り 特 性:ふとうのけん 持ち物:くちたけん

実数値:199(252)-211(12+)-141(44)-*-136(4)-193(196)

技構成:きょじゅうざん / じゃれつく / インファイト / つるぎのまい

調整意図:

HB:242+(1↑)ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっか 確定耐え

S:S128サンダーのダイジェット1回+1

   最速エスバ抜きのザシアンをさらに抜けるライン

A,D:余り

禁止伝説界最強ポケモンです。HBに多めに割き、Sをここまで上げることでザシアンミラーに強い構成になっています。インファイトワイルドボルトと選択です。ワイボがないためホウオウの入ったパーティにはかなり苦戦しましたが、それ以上にネクロズマに対して高打点となるインファイトが環境に多い構築を考えると優先されました。ガオガエンやポリ2が黒バド対策として採用されていたこともインファイトの採用理由です。Aは低めですが+3じゃれつくと砂ダメでほぼHBサンダーが落ちる、+5インファイトでHBネクロズマが83.3-98.0%削れるためあまり困ることはありませんでした。HS剣舞インファイトの採用でラス1ネクロズマ対面でも勝ちうる、龍舞1回で上を取れると考えているネクロズマを文字通り鉄拳制裁することができ、立ち回りの幅が広がったように感じました。

バドレックス(こくばじょうのすがた)f:id:zamazenta315:20220402175347p:plain

性 格:おくびょう 特性:じんばいったい 持ち物:きあいのタスキ

実数値:175-*-100-217(252)-121(4)-222(252+)

技構成:アストラルビット / サイコショック / リーフストーム / わるだくみ

調整意図:CSぶっぱ、あまりD

特に言うことのないテンプレ構成です。とにかくゴーストタイプが偉く、でんこうせっかで縛られません。イベルタルではふいうちでザシアンを縛りにくいという致命的な欠点があるのですが、バドレックスはそれが全くないのがストレスフリーポイントでした。技についてはガオガエンで受けられることが多かったことからリーフストーム⇒マッドショットとすることも検討しましたが、水地面勢が調子に乗る未来が見えたためやめました。ちなみにガオガエンがHDぶっぱでも57-68%入ります。

サンダーf:id:zamazenta315:20220402175340p:plain

性 格:おくびょう 特性:プレッシャー 持ち物:いのちのたま

実数値:166(4)-*-105-177(252)-110-167(252+)

技構成:かみなり / ぼうふう / ねっぷう / みがわり

調整意図:CSぶっぱ、あまりD

球サンダーではなく最早バカサンダーです。DMすることが多く、またカイオーガが役割対象であること、究極の上振れ要素である30%麻痺からかみなりを採用しました。実際に非DM時の火力がバカで、こちらのDMを枯らした後に、ジオコンしてなんとか捲ろうとしたゼルネアスを7割削り+麻痺で絶望させたことがあります。外してもまぁ外すよねくらいの気持ちで使うのがポイントです。

特性プレッシャーはカイオーガのS判定⇒みがわりで全対応するためのものですが、スカーフオーガはほぼいなかったため初手オーガ対面の度に「まぁスカーフいないよねー」と発言するためのアクセサリーと化していました。心の安定にはよかったかもしれません。

みがわりは個人的に球サンダーの必須技と思っており、DM後の相手のDM枯らしや、あくびよけなど様々な局面で活躍しました。おすすめです。

カバルドンf:id:zamazenta315:20220402175326p:plain

性 格:しんちょう 特性:すなおこし 持ち物:たべのこし

実数値:215(252)-132-139(4)-*-136(252+)-67

技構成:じしん / あくび / ステルスロック / ふきとばし

調整意図:イベルタルの球ダイアークや特化球キュレムのフリドラを耐える乱数を増やすようにHDぶっぱ、あまりB

普通のHDカバルドンです。ムゲンダイナ・キュレムに投げる、イベザシに初手で投げる言い訳にする関係上HDに振りました。アタッカーポリ2の数は多くないと考えBは下げていません。

無難に強かったです。特にキュレム+ヌオーやHBサンダーのような構築は初手キュレム⇒ヌオーまたはサンダーと動くことが多いため、ザシアン⇒カバルドンと釣り交換を決めてステルスロックを撒くことで有利に試合を進められます。キュレムはこちらのカバルドンにわざわざDMを切るのは勿体無いと考える人が多いのかフリーズドライが飛んでくるのですが、フリドラなら球、特化でも割といい乱数で耐えるのでふきとばしやあくびを入れることができます。

トリトドンf:id:zamazenta315:20220402175436p:plain

性 格:なまいき 特性:よびみず 持ち物:オボンのみ

実数値:218(252)-103-98(76)-112-137(180+)-53(↓)

技構成:じしん / ねっとう / あくび / じこさいせい

調整意図:

HD:特化球カイオーガのダイアタック(150)*2をオボン込みで乱数2(8.2%)

HB:特化ザシアン+1じゃれつく 乱数1(18.7%)

地震のためS下降補正

HDにやや寄せたトリトドンです。カイオーガディアルガに対して選出します。カイオーガに対して寄せすぎたため特化ザシアンのじゃれつくを食らって昇天した場合は「あば〜」と叫んで降参を押すことになること、特化球ダイアタックカイオーガが都市伝説レベルの存在で人類皆絶対零度の魔力にハマっていたため、もう少し物理に寄せた方がよかったと思います。

ザシオーガ+メタモンに対してはなんとかこいつとオーガの対面を作り、そこからダイアースをぶっ放す覚悟が必要になります。

ガオガエンf:id:zamazenta315:20220402175321p:plain

性 格:なまいき 特性:いかく 持ち物:ゴツゴツメット

実数値:201(244)-135-132(172)-100-134(92+)-72(↓)

技構成:オーバーヒート / DDラリアット / こらえる / すてゼリフ

調整意図:

太古の昔にDL調整した個体…の割に何故かHが4減ってDが1増やしてある(苦笑)

鎧環境のときに5桁の私がドラパガエンだ〜と無邪気に使っていた時の個体です。あの時は猫も杓子もDL調整の毎日でした…ということで調整意図が存在しません。。。それにもかかわらず、MVP級の活躍を何度も見せた偉い子です。

持ち物や技構成はs27いろはさんのものを参考にしました。実はバドレックスやメタモンに後出しすることを考えてジャポのみを持たせようと思ったのですが、バッグを探したところ持っていなかったため不採用となりました。(おい こらえるは1回も使わなかったため別技を検討してもよいと思います。

バドザシミラーはこの子の使い方で勝負が決まると言っても過言ではなく、ガエンとバドのどちらでダイマを切るのか、どちらを切って残すのかを考えて戦います。また、s28では地震を切っているチョッキでないホウオウが多かったため、ガエンでデバフをかけてバドを出し、わるだくみから崩すルートを取ることができました。

選出

基本選出

ザシバド@1

ほぼこれです。相手の構築によってどちらを初手に出すか決めますが、バドのことが多かったように思います。

@1は相手の伝説によって決めます。キュレム・ダイナはカバルドン、ザシバドやホウオウがいればガエン、他はサンダーが多かったです。

ザシイベル

ザシサンダー@1

@1はバドかカバです。イベルを出してこないこともありますが、その場合は5分で戦えますし、出してきた場合はザシサンダーのどちらかで対処します。カバやラグがいればほぼ確実に出てくるため、初手サンダーでみがわり⇒あくびをかわして、2ターン目ダイジェットを打って荒らすのをよくやりますが読まれてあくびを打たれると崩壊します(1敗)。

メタモンがいる場合

ザシ or バド+ガエン@1

メタモンに対する引き先を用意します。後述しますがカイオーガメタモンの場合はガエンが腐るので非常に選出を悩みます。

きついポケモン

・ホウオウ:ザシがワイボを切っているため限りなく苦戦します。じしんがなければガエンを絡めて起点化します。

メタモン:当然きついです。オーガ+メタモンはバド+トリトドン@1になりますが、ガエンを出すとパワーがgmになり、サンダーを出すとバドを削らないようにしないといけないのでプレイングが制限されます。

ブラッキー:ザシアン以外勝てません。

・受け:対策をしていないので崩しに乏しく、ラキヌオーやハピヌオーはまだしもバンギヌオーの並びは崩すのに非常に苦労します。

・壁:誰か僕に壁構築の自然でパワーの落ちない対策方法を教えてください。

理論上ではまだまだきついポケモンが多いですが、意外となんとかなります。

あとがたり

ザシバドの感想は「シンプルに強い」これにつきます。なので構築名に据えました。

今の環境は対面チックですが初手の読み合いや釣り交換含めて試合としてはアツい展開になることが多く、現環境で戦っているポケモン星人を相手にしていることもあり楽しいと感じます。今期はあまり潜れませんでしたが4月は時間が取れるので、オフに向けても真剣に、しかし楽しく取り組んでいきたいです。

自分に足りないものに1試合ごとの振り返り、そして自信がありますが、少しずつ「俺が勝ってもいいんだ」という自信が出てきましたので、ぜひ次期で確固たるものにしたいです。常時スーパーサイヤ人の皆さんに食いついていけるよう頑張ります。

s28対戦ありがとうございました、s29も対戦よろしくお願いします!