ゆるっとポケモン日記

30代医療系の社会人トレーナーです。ゆるっとポケモンしてます。かなへい好き。

SVシーズン14 最終78位 レート2123 『願い橋・叶え星』

TN:進めば二つ

最終レート:2123 最終順位:78位

皆さんSVシーズン14お疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

エンジョイ勢になったばかりのはずが最終日潜れる+竜王戦予選が悔しすぎて上がったモチベーションをランクマに叩きつけるというエンジョイ勢にあるまじき行為に出てしまいました。

一月前半真面目に仕事をしていたためか比較的終盤時間が取れたこと、また盟友のヒバリさん(@Lark_hearts)より構築原案をもらったこともありみるみるレートを上げることができ、SV初の最終2桁を達成することができました。ということで感謝を込め・記念に構築記事を執筆します。半サイクル構築で一見扱いが難しそうですが、それぞれの役割が明確で対面的に動くことも多いため、比較的使いやすい構築です。レンタルしばらく公開しておきますのでよければぜひ使ってみてください。

以下常態です

構築経緯

レギュレーションFになって数十戦潜ってみて、BIG7の牙城は崩れないと確信した。そのためまずはBIG7に安定して仕事ができる初手を構築記事を見ながら探すと、PMANさん(@pman_kamaboko)の考案したHB水オーガポンに行き当たり軸として採用した。BIG7に対する安定初手というだけでなく流行のブリジュラスにも宿木を絡めて誘いながら有意に立てる点が素晴らしいと感じた。次に水オーガポンが明確に不利を取るカイリューへの引先になれ、展開や流し、対面的にも扱えるブリジュラスを採用した。スイーパーとしてスカーフラオスの上から動けて一貫性の高いスカーフハバタクカミを採用し軸とした。軸の3体ではサーフゴーや毒ビシに弱く、メガネカミの一貫も切れていないためテツノドクガをカイリューに抗え、流行のチョッキランドロスに大きく削りを入れカミとの役割集中を狙うためパワフルハーブメテオビーム型で採用した。

以上4体でスタンダードな構築は概ね対応できたため、補完枠として対面構築など、水オーガポンが出しづらい並びに対する初手、対面選出のパーツとして両刀ラムカイリューを、受け全般の崩し、トドロクツキや雨パに強いノーマルテラスガチグマを採用して構築が完成した。

構築要点

・水ポン+ブリジュラス半サイクル・定数ダメージでの荒らし
・特殊アタッカーによる強力な役割集中
・絶対無理な構築を作らず全ての試合をワンチャンスでいいのでモノにする

単体考察

オーガポン(いどのめん)

調整意図:S準速カイリュー抜き HBできるだけ高く AD残り
参考記事:

ポケモンSV】シングル ランクマッチシーズン13 構築紹介 最終58位 最終レート 2,107.865 カイリューサーフゴー水ポンの教え

https://note.com/pmanboy/n/n49fd14cfe05f?sub_rt=share_b

BIG7でカイリュー以外に対して強い動きのある最強の初手置き枠。考案されたPMANさんに敬意を表したい。技構成は一致高打点つた棍棒、ウーラオスのとんぼに対応するためのカウンター、様子見や壁ターンを枯らすニドガ、体力管理に役立ち腐りにくい宿木。技構成についてはこれが結論ということはなく、環境や仮想的によって変えられるし、それが水ポンの強みだと感じた。今回はBIG7を最重要視してこの構成となっている。

それぞれのポケモンに対する強い行動は参考記事を見てもらいたいが、レギュEとの違いは対カイリューに対する行動で、レギュFの初手カイリューはブリジュラス引きを読んで龍の舞してくることが多々あるため即引きが正解だと思う。

とにかく仕事人で、ウーラオスのとんぼをカウンターしたり、初手ブリジュラスに宿木をいれて有利にサイクルを回したり、ラス1見せてないニドガで神速カイリューを沈めたりと応用範囲があまりに広く、練度が上がるほと使っていて楽しいポケモンだった。

やどりぎを入れてテラス蔦棍棒連打でアッキカイリューに対面勝った時は流石に興奮した。

ブリジュラス

調整意図: S ミラー意識でちょっと振り HDできるだけ高く B 200インファイト25%耐

カイリューへの引先になりながら、物理全般への引先にもなり、ハバタクカミを対面処理することができ、ステロとドラテによる流しもできる600族。書いてあることが強すぎる。

今回はクッションとして採用、ハバタクカミとも撃ち合いたいためHDに大きく振った。技構成はボディプ、流しのドラテと削りのステロは確定として、鋼技は撃つ機会がハバタクカミくらいしかなかったのでHB特化まで一撃で処理できるヘビーボンバーとした。また、持ち物は食べ残しもありだと思うが、今回はさほど何回もサイクルを回すことを主眼としておらず、カイリューの+1地震を受けてもなお次のポケモンに対してもう1回動ける可能性を残すために瞬間回復量が高く安定して発動するオボンのみとした。勿論構築によっては変更もあり。

テラスタイプは悪ラオスに強く、テラス後もパオジアンに対して動きやすいフェアリー。

水オーガポンとタイプ相性がよく、宿木を入れてステロを撒きサイクルを回しながらボディプ連打で削りを入れていくだけで裏のスイープ圏内に入る。最終戦、イエッサン+オオニューラ構築で構築相性的にどうしようもなく見た瞬間絶対に負けたと思ったが、ブリの体力管理を徹底し、ドラテでイエニューラ両方を流す細い勝ち筋だけを最初から追い続け、最後に掴むことができた。たぶん一生忘れられないポケモン

ハバタクカミ

調整意図:S 準速トドロクツキ抜き C 11n ASスカーフウーラオスを水テラスしても確定1発

HBD振り分け、陽気パオのステロ+ふいうち最高乱数以外耐

構築のスイーパー。スカーフウーラオスを考えるとスカーフ以外で採用できなかった。技構成はメインの2つ、鋼テラスに対して打つマジフレ、ライドバトン対策のほろびのうた。トドロクツキがとにかく重かったのでSをトドロクツキ抜きまで上げたが、構築全体としてメガネカミに弱めなので、H159 (228)-D158 (20)まで耐久を振る案もあった。HBなど他にもっといい調整がありそう。テラスタイプは水テラスウーラオスを1撃で処理するためのフェアリー。死に出しでメガネ面して削れた元々自分より遅いポケモンを対面処理して、裏からスカーフラオスをしれっと倒すムーブが相手視点で非常にウザかったと思う。

テツノドクガ

調整意図:C特化 S最速100族抜き(イーユイ意識) Hあまり

どくびし回収役+スイーパー+対面役

サーフゴー入りや、ランドロス入りで水ポンが選出しづらい場合に後述のカイリューと合わせて対面選出を構成する。構築単位で重いタケルライコやメガネイーユイにも抗える枠。たまに水ポン+ブリ+ドクガという選出をすることがあり、対面でブーツカイリューに勝てる可能性を残しておきたいこともありゴーストテラスメテオビーム型とした。副産物としてDの薄いポリゴン2やドヒドイデくらいなら突破できるようになったことも選出しやすさに一役買っていた。SVのメテビは剣盾のように外したのか当たったのかわからない謎の間がないが、外れた瞬間すぐわかるのでそれはそれで萎える笑

カイリュー

調整意図:C特化 S キノガッサ抜き 余りHBD振分

スポンジさんのカイリュー

水ポンが出しにくい場合などの対面選出として初手に出す。主に相手が対面選出の場合やイーユイ入りの場合に出すことが多い。出す場合は大体こいつにテラスを切ることになる。扱う場合は目の前に通る技というだけでなく、こちらの型が割れてからの相手の立場にたって、一番通りそうな技を選択する(=相手のHPをできるだけ多く削って裏の2体で詰められるようにする)ことが重要。技構成、努力値、テラスタイプなどは原案より変化なし。

ガチグマ

参考元:https://lazy2525.hatenablog.com/entry/2024/01/04/132952

調整意図: HB 200一致インファイトを87.5%耐 S ハピナス+3 C11n

崩し枠。受け気味の構築に対して無理矢理数的有利をとっていく。それ以外に重いトドロクツキ系の構築や、雨パに対して対面的に選出する(特化イダイトウの雨+命の球ウェーブタックル(テラス水以外)を確定耐)。ママンバレルパオのような構築に対して水ポンガチグマと選出し、初手ママン⇒バレルバック読み釣り交換、パオ⇒カウンター(悪テラス鉢巻かみくだく確定耐)とすることで一気に勝ちにいけるのは覚えておくといい。こちらも原案より技・持ち物・テラス全て変化なし。

選出

対BIG7/ディンカイサーフ

オーガポン+ブリジュラス+ハバタクカミ/テツノドクガ

初手オーガポンでラオスパオはカウンター、カミは殴り、カイリューはブリ引き。あとは即負けしないように立ち回り、スイーパーの一貫を作る。サフゴがいるときはドクガを出したいが、パオ同居しているときは必ずカミを出して、重くなるサフゴは頑張って処理をする。
ディンカイサーフはできるだけドクガを選出したいが、やはりパオ入りの場合はカミを選出したい。要点は同じで、カイリューがブーツであると仮定しつつ動くのと、アンコールに注意する。
対ランドアシレ

オーガポン+テツノドクガ or ハバタクカミ or ブリジュラスから2体

相手からするとオーガポンの草技は切れないはずなのであまりアシレが出てこないはずだが、意外と出てくる。まぁ裏のカイリューとかで受ければいいし…みたいな。ランドをどう攻略するかを一番に考えて動く。ブリを選出する場合はランドが削りにくいので、とにかくドラテを連打するなどして定数ダメを稼ぐことを意識する。

対ライコ、イーユイ入り

カイリュー+テツノドクガ or ハバタクカミ or ブリジュラスから2体

大体はドクガ+カミで、対面的に選出する。ライコ入りには初手をいかに無傷で突破するかと、迅雷択に勝って削りを入れられるか。ちょっと削れたカイリューライコ対面は経験上強気に地震を押しにいっていいと感じた。フェアテラさせたらドクガで縛れるようになる。

イーユイ入りは大体眼鏡だったため、カイリュードクガカミの全てが対面有利であることから意外といける。イーユイ入りにどうしてもブリジュラスを選出せざるを得ない場合は、とにかくボディプレスを押し続けてイーユイ交代の隙を見せないことが重要。

対雨

ハバタクカミ+ブリジュラス or オーガポン+ガチグマ

雨は本構築には雨選出でくることが多い。経験上(今シーズン途中まで雨パ使ってた)雨パは初手のカミが無茶苦茶きついので、対面負荷をかけられるカミを初手に置く。ラス1テラスを残してイダイガチ対面ができたら見事に勝てる。

対受け

ガチグマ+2体(カイリュードクガが多め)

ガチグマでぶっ放す。ロンゲママンは相当きついがそれ以外は有利より。

きついポケモン・並び

エカシラニューラ
対策をしていないのでほぼ無理。最終戦は宿木でブリジュラスのHPを保ち、イエッサンオオニューラ双方をドラテで飛ばしてスカーフカミの一貫を作り勝てたが、イエカシラニューラと選出されてしまうと厳しい。
パオ+イーユイ

カイリューを出したいのに出せない。最終日前日にめっちゃ当たったが、最終日はほとんど当たらずに助かった。

タケルライコ

地面枠のガチグマが対面不利なので、当然きつい。対面選出で意外と勝てるのが不思議。

あとがたり

念願の2100↑&SV初2桁、嬉しいです。特に、盟友のヒバリさん(@Lark_heart)と考えて完成させた、というところもすごく嬉しいです。あらためてヒバリさん、ありがとう。

とにかく構築の対応範囲が広く、絶対無理と言える構築がなかった点がよかったと思います。いい構築ができたときは、自然と選出が解像度高くまとまることが印象的で、今後構築を組む上で一つの指標になりそうだと感じました。今月は最終日潜れるため気合いを入れて合計200戦ほど取り組みましたが、今後はこんなにできないのでマイペースでエンジョイしていきたいと思います。

構築名は散々悩みましたが、軸のブリジュラス・オーガポン(目の星)から。さりげなくドクガのメテビも意識してかっこいい感じにつけたらこうなりました。誰か構築名つけるセンスください(N回目)

TNは機動戦士ガンダム水星の魔女より、「逃げたら1つ、進めば2つ、手に入る」です。この言葉、劇中では呪いのように扱われていましたが、本質は「逃げたっていい、その上で勇気を持って進んだ者にしか手に入らないものもある。決めるのはあくまで自分自身」ということでいい言葉だと思います。以上お気持ち表明でした。

スペシャルサンクス

構築を一緒に考え、最終日まで共に頑張ったヒバリさん(@Lark_hearts)

HB水ポン開発者、PMANさん(@pman_kamaboko)

構築相談に乗ってくれたシグマさん

いつも励ましてくれる窓の皆

ありがとうございました!