<S8 最終152位 最終R 2055 使用構築 レイルザルデン>
皆さんSVシーズン8お疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。
今期も最終日潜れるため気合いを入れて臨んだものの仕事に忙殺されるといういつものパターンでした苦笑 ただ、構築がまとまったのが7/27といつもより数日早く、また構築力が求められると感じているレギュレーション初のシーズンで自分で構築を作り上位で戦えたことは自信につながりました。
今期いつもより早く構築がまとまったのはなぜか?という自分の振り返りの一貫として構築作成経緯の下に、構築力のない人(つまり僕です)が構築を組むためにやること、を備忘録として書きました。4桁前半くらいでなかなか自分でうまく構築が作れない人の参考になるかと思うので読んでみてください。僕に構築力ないのできっと参考になるはずです笑
以下常態です
構築経緯
環境で最も圧の高いパオ・カミ・ラオスに対して有効に動けるハッサムからスタート。ハッサムが大きく不利を取り、誘うドランに対して鬼火無効・テラスされても殴り合いで勝て、様々な相手にテラスを強要できるチョッキセグレイブを採用。ラオスの上から殴れ、セグレイブでテラスを切らせた後の一貫性も期待できるメガネカミを加えて軸とした。この3体ではラッシャ絡みに勝てないため誘って大きく削りを入れられ、状態異常対策にもなるラムパオジアンを採用。色々下から動く分耐久振りとした。
この4体の使用感が非常によく、特にセグレイブの圧力で初手にほぼ確実にラオス、パオ、ブジンなどを呼ぶことができるため、そこに初手からハッサムを合わせてテンポをとる選出が面白いように決まることがわかった。
ここまででまだドランに薄いこと、炎の体のクッションタイプが増えておりハッサムがとんぼで焼けるだけで機能停止になるため同じ役割を持ち地面にも打点を持つHBミトムを採用し、数値不足を補うためオボンのみを持たせた。
最後にとんぼる系に自由に技を撃たせないため地面枠として最も汎用性の高いディンルーを採用、積みの流しも兼ねたい、塩を無視し過ぎている、オボンは取られている、ステロを撒きたい構築でもないため技構成を身代わり飛ばし残飯とした。
構築力のない人が構築を組むためにやること(主に4桁前半の人向け)
(ここだけ敬態)
自分には構築力がないと感じる方、多くいると思います。自分もその1人なので…今シーズンはそこに焦点をあてて色々と考えた結果いつもより早くに構築をまとめることができたので、少しでも記事を読んだ人のプラスになるように書き記したいと思います。
2つの方針を並行して実践しよう
シーズン8のように、参考にできる構築が少なく自分自身で組まなければならないときは、以下の2つを実践するのがおすすめです。
Ⅰ 自分で環境トップに強い軸を考える
Ⅱ 環境トップポケの強い使い方を考える
Ⅰ 環境トップに強い軸を考える
多くのトッププレイヤーが紹介していることでもありますが、構築の組み始めは環境トップに対して強い、最低限動けるポケモンを選び、その補完を複数体候補をあげることで並びを作ることが第一歩だと思います。具体的には、①自分でキャラランク作成 ②youtubeやキャスで配信を見る ③過去シーズンの構築記事を読み込む ことでヒントが見つかると思います。並びを複数作って試すのも大事で、実戦すると絶対に穴が見つかるため、一つの並びにこだわるのではなく複数可能性を持っておくことが大事と思います。軸を試すとき、補完はとりあえず結構適当でもいいのでとにかく試すのが重要です。
Ⅱ 環境トップポケの強い使い方を考える
もう一つ、ディンルーカイリューサフゴカミラオスパオ のような環境トップの最強ポケモン達から考えて、これらを強く使う方法を考えることも並行して行うべきです。上位に行くためにはこの方法に精通しておくことが重要で、そうしないと「なんか知らんうちに負けた」が続出します。こう感じたときは大チャンスで、自分のプレミがなければ相手の使い方や型が強いことが多いので、即パクって使いましょう。自分も含め、構築力のない人は数ある型の中からどれが強いのかが意外とわからないため、こうした試合ごとの振り返りや、人の配信・twitterで情報収集するのが重要です。
この方法について一つ注意点があり、確実にメタを貼られること、メタを超えるためには練度やポケモン自体への理解が必要なことから、強い並びをそのままパクっても全然勝てないと言う事態が発生します。そのときはやはり試合を振り返って、①練度が足りない、つまりポケモンの使い方や選出が間違っているだけ なのか、 ② 環境全体のメタが進み構築やポケモンの使い方に賞味期限がきているのか を考えることで終盤の環境変化に対応できるのではないかと感じています。
構築要点
単体考察
ハッサム
調整意図:HB特化
環境トップに対して行動できるクッション・対面操作役。ラオスの型判定がダメージ量でできるため、後の試合プランが立てやすくなる。グローブラオスの水流連打は全くうからないので受け出さないように注意。
ハバタクカミ
調整意図: HD 臆病ツツミのフリドラ+ドロポンいい乱数で耐える S 準速パオ抜き
S6スポンジさんの調整を拝借した:https://spokemon929.hatenablog.com/entry/2023/06/05/182005
相手にテラスを吐かせるor吐かせた後の特殊スイーパー。遅い+1カイリューを抜きながら+1
地震も耐え、ワンチャン準速パオに勝てる調整を採用した。ムンフォとシャドボ以外打たなかった…
セグレイブ
調整意図:AS特化
ラオス・パオ以外の環境トップに圧倒的対面性能を誇る。セグレ・パオと並べることで相手の初手をラオスかパオにほぼ固定することができる。当初ガチHA特化の地面テラスだったが、遅い前提で動かれることが多かったこと、役割対象のドランに先行したい、舞わないカイリューやメガネサフゴの上から動けることからAS特化、サフゴのゴルラを半減でき遅い水ラオスに抜群をとれる電気テラスとした。ちなみにラオスには全て上を取られた。。
終盤ラオス+パオの物理の役割集中に弱いことが分かってから出番が減ったが、こいつの圧で相手の選出誘導ができていたことは間違いなく、影のMVPと言える。
パオジアン
(画像はtwitterより拝借) 電気テラス
調整: H28,A236↑,B108,D4,S132 (実数値) 159,187,114,X,86,172
技:氷柱落とし/テラバースト/ふいうち/剣の舞
せっきーさんの調整を拝借した。
https://pkmn-ys1224.hatenablog.com/entry/2023/05/05/211026
構築名になったレイルザルデン(大体なんでも切る魔法)の使い手であり、S級犯罪者。
雷テラスをちらつかせて妖テラを切らせたラッシャを怯み+ラムで突破したり、慎重にサイクルを進めるチオンドランを剣舞して殴るだけで突破したり、受けループに零度がある顔をして氷柱落としを打って突破したりとやりたい放題やっていた。補完で入れた枠ながら後半はほぼ軸のような顔をしており、最終戦の2050チャレでも見事に怯みで勝利を得た。今日ポケで1匹封印するなら誰という話題があったが、間違いなくこいつを幽閉した方が界隈が平和になる。
ウォッシュロトム
調整意図:HB特化 余りC
ドランがいる場合などでハッサムが出しにくい場合の対面操作役。ディンルーにもタイプ上強いこと、飛行テラスカイリューへの耐性が素晴らしい。パオジアンには別に強くないので、耐ウーラオスカイリューに重点を置く場合ハッサムより優先して選出する。
ディンルー
調整意図: イーユイの臆病メガネオバヒ確定耐、ミラーを意識してS多め
選出
ハッサム or ロトム+カミ+セグレ or パオ
きついポケモン・並び
イーユイガッサ
パオ+ラオス
物理の役割集中でハッサム/ロトムが処されると、パオミラーやパオラオス対面で勝たないといけなくなる。ここが安定しなかったのが大問題で、ここを解決できればより上にいけた。
受けループ
あたらないことで対策とする。
あとがたり
今期は2000からさらに潜ることが第一目標、2050は取れたらボーナスと思っていたので結果については正直に嬉しいです。R2000から1ロム特攻で大きく溶かすことなく戦えたのはよかったですが、最後の2050にいけたのは正直かなりの上振れを掴んだ自覚があるので、実力はまだまだだと思います。
2000を超えてから突然勝てなくなって、構築が物理の役割集中に弱くてそこを明確に攻められていることがわかって、選出とプレイングを修正して、と相変わらず最終日はジェットコースターに乗っているようでとても楽しかったです。2000超えの上位でしか見えない世界があって、そこから得られることをどんどん吸収すればもっと伸びることができるのではないかと実感しました。面白いですね。しばらく最終日潜れないシーズンが続きますが、今後もマイペースで取り組んでいけたらと思います。
構築名は最近好きな漫画「葬送のフリーレン」から、レイルザルデン(大体なんでも切る魔法)です。カミとハッサム(scizor)から、と言いたいところですがパオジアンが大体なんとかしてくれる構築になってしまったのでこの名前に笑 いい感じのゆるさが魅力で独特な雰囲気の漫画、おすすめです。今度アニメ化もすらしい。今期勝って「むふー」できてよかったです。
スペシャルサンクス
普段よく絡んでくれる窓の皆
構築相談に乗ってくれたシグマさん
ありがとうございました!