ゆるっとポケモン日記

30代医療系の社会人トレーナーです。ゆるっとポケモンしてます。かなへい好き。

SVシーズン14 最終78位 レート2123 『願い橋・叶え星』

TN:進めば二つ

最終レート:2123 最終順位:78位

皆さんSVシーズン14お疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

エンジョイ勢になったばかりのはずが最終日潜れる+竜王戦予選が悔しすぎて上がったモチベーションをランクマに叩きつけるというエンジョイ勢にあるまじき行為に出てしまいました。

一月前半真面目に仕事をしていたためか比較的終盤時間が取れたこと、また盟友のヒバリさん(@Lark_hearts)より構築原案をもらったこともありみるみるレートを上げることができ、SV初の最終2桁を達成することができました。ということで感謝を込め・記念に構築記事を執筆します。半サイクル構築で一見扱いが難しそうですが、それぞれの役割が明確で対面的に動くことも多いため、比較的使いやすい構築です。レンタルしばらく公開しておきますのでよければぜひ使ってみてください。

以下常態です

構築経緯

レギュレーションFになって数十戦潜ってみて、BIG7の牙城は崩れないと確信した。そのためまずはBIG7に安定して仕事ができる初手を構築記事を見ながら探すと、PMANさん(@pman_kamaboko)の考案したHB水オーガポンに行き当たり軸として採用した。BIG7に対する安定初手というだけでなく流行のブリジュラスにも宿木を絡めて誘いながら有意に立てる点が素晴らしいと感じた。次に水オーガポンが明確に不利を取るカイリューへの引先になれ、展開や流し、対面的にも扱えるブリジュラスを採用した。スイーパーとしてスカーフラオスの上から動けて一貫性の高いスカーフハバタクカミを採用し軸とした。軸の3体ではサーフゴーや毒ビシに弱く、メガネカミの一貫も切れていないためテツノドクガをカイリューに抗え、流行のチョッキランドロスに大きく削りを入れカミとの役割集中を狙うためパワフルハーブメテオビーム型で採用した。

以上4体でスタンダードな構築は概ね対応できたため、補完枠として対面構築など、水オーガポンが出しづらい並びに対する初手、対面選出のパーツとして両刀ラムカイリューを、受け全般の崩し、トドロクツキや雨パに強いノーマルテラスガチグマを採用して構築が完成した。

構築要点

・水ポン+ブリジュラス半サイクル・定数ダメージでの荒らし
・特殊アタッカーによる強力な役割集中
・絶対無理な構築を作らず全ての試合をワンチャンスでいいのでモノにする

単体考察

オーガポン(いどのめん)

調整意図:S準速カイリュー抜き HBできるだけ高く AD残り
参考記事:

ポケモンSV】シングル ランクマッチシーズン13 構築紹介 最終58位 最終レート 2,107.865 カイリューサーフゴー水ポンの教え

https://note.com/pmanboy/n/n49fd14cfe05f?sub_rt=share_b

BIG7でカイリュー以外に対して強い動きのある最強の初手置き枠。考案されたPMANさんに敬意を表したい。技構成は一致高打点つた棍棒、ウーラオスのとんぼに対応するためのカウンター、様子見や壁ターンを枯らすニドガ、体力管理に役立ち腐りにくい宿木。技構成についてはこれが結論ということはなく、環境や仮想的によって変えられるし、それが水ポンの強みだと感じた。今回はBIG7を最重要視してこの構成となっている。

それぞれのポケモンに対する強い行動は参考記事を見てもらいたいが、レギュEとの違いは対カイリューに対する行動で、レギュFの初手カイリューはブリジュラス引きを読んで龍の舞してくることが多々あるため即引きが正解だと思う。

とにかく仕事人で、ウーラオスのとんぼをカウンターしたり、初手ブリジュラスに宿木をいれて有利にサイクルを回したり、ラス1見せてないニドガで神速カイリューを沈めたりと応用範囲があまりに広く、練度が上がるほと使っていて楽しいポケモンだった。

やどりぎを入れてテラス蔦棍棒連打でアッキカイリューに対面勝った時は流石に興奮した。

ブリジュラス

調整意図: S ミラー意識でちょっと振り HDできるだけ高く B 200インファイト25%耐

カイリューへの引先になりながら、物理全般への引先にもなり、ハバタクカミを対面処理することができ、ステロとドラテによる流しもできる600族。書いてあることが強すぎる。

今回はクッションとして採用、ハバタクカミとも撃ち合いたいためHDに大きく振った。技構成はボディプ、流しのドラテと削りのステロは確定として、鋼技は撃つ機会がハバタクカミくらいしかなかったのでHB特化まで一撃で処理できるヘビーボンバーとした。また、持ち物は食べ残しもありだと思うが、今回はさほど何回もサイクルを回すことを主眼としておらず、カイリューの+1地震を受けてもなお次のポケモンに対してもう1回動ける可能性を残すために瞬間回復量が高く安定して発動するオボンのみとした。勿論構築によっては変更もあり。

テラスタイプは悪ラオスに強く、テラス後もパオジアンに対して動きやすいフェアリー。

水オーガポンとタイプ相性がよく、宿木を入れてステロを撒きサイクルを回しながらボディプ連打で削りを入れていくだけで裏のスイープ圏内に入る。最終戦、イエッサン+オオニューラ構築で構築相性的にどうしようもなく見た瞬間絶対に負けたと思ったが、ブリの体力管理を徹底し、ドラテでイエニューラ両方を流す細い勝ち筋だけを最初から追い続け、最後に掴むことができた。たぶん一生忘れられないポケモン

ハバタクカミ

調整意図:S 準速トドロクツキ抜き C 11n ASスカーフウーラオスを水テラスしても確定1発

HBD振り分け、陽気パオのステロ+ふいうち最高乱数以外耐

構築のスイーパー。スカーフウーラオスを考えるとスカーフ以外で採用できなかった。技構成はメインの2つ、鋼テラスに対して打つマジフレ、ライドバトン対策のほろびのうた。トドロクツキがとにかく重かったのでSをトドロクツキ抜きまで上げたが、構築全体としてメガネカミに弱めなので、H159 (228)-D158 (20)まで耐久を振る案もあった。HBなど他にもっといい調整がありそう。テラスタイプは水テラスウーラオスを1撃で処理するためのフェアリー。死に出しでメガネ面して削れた元々自分より遅いポケモンを対面処理して、裏からスカーフラオスをしれっと倒すムーブが相手視点で非常にウザかったと思う。

テツノドクガ

調整意図:C特化 S最速100族抜き(イーユイ意識) Hあまり

どくびし回収役+スイーパー+対面役

サーフゴー入りや、ランドロス入りで水ポンが選出しづらい場合に後述のカイリューと合わせて対面選出を構成する。構築単位で重いタケルライコやメガネイーユイにも抗える枠。たまに水ポン+ブリ+ドクガという選出をすることがあり、対面でブーツカイリューに勝てる可能性を残しておきたいこともありゴーストテラスメテオビーム型とした。副産物としてDの薄いポリゴン2やドヒドイデくらいなら突破できるようになったことも選出しやすさに一役買っていた。SVのメテビは剣盾のように外したのか当たったのかわからない謎の間がないが、外れた瞬間すぐわかるのでそれはそれで萎える笑

カイリュー

調整意図:C特化 S キノガッサ抜き 余りHBD振分

スポンジさんのカイリュー

水ポンが出しにくい場合などの対面選出として初手に出す。主に相手が対面選出の場合やイーユイ入りの場合に出すことが多い。出す場合は大体こいつにテラスを切ることになる。扱う場合は目の前に通る技というだけでなく、こちらの型が割れてからの相手の立場にたって、一番通りそうな技を選択する(=相手のHPをできるだけ多く削って裏の2体で詰められるようにする)ことが重要。技構成、努力値、テラスタイプなどは原案より変化なし。

ガチグマ

参考元:https://lazy2525.hatenablog.com/entry/2024/01/04/132952

調整意図: HB 200一致インファイトを87.5%耐 S ハピナス+3 C11n

崩し枠。受け気味の構築に対して無理矢理数的有利をとっていく。それ以外に重いトドロクツキ系の構築や、雨パに対して対面的に選出する(特化イダイトウの雨+命の球ウェーブタックル(テラス水以外)を確定耐)。ママンバレルパオのような構築に対して水ポンガチグマと選出し、初手ママン⇒バレルバック読み釣り交換、パオ⇒カウンター(悪テラス鉢巻かみくだく確定耐)とすることで一気に勝ちにいけるのは覚えておくといい。こちらも原案より技・持ち物・テラス全て変化なし。

選出

対BIG7/ディンカイサーフ

オーガポン+ブリジュラス+ハバタクカミ/テツノドクガ

初手オーガポンでラオスパオはカウンター、カミは殴り、カイリューはブリ引き。あとは即負けしないように立ち回り、スイーパーの一貫を作る。サフゴがいるときはドクガを出したいが、パオ同居しているときは必ずカミを出して、重くなるサフゴは頑張って処理をする。
ディンカイサーフはできるだけドクガを選出したいが、やはりパオ入りの場合はカミを選出したい。要点は同じで、カイリューがブーツであると仮定しつつ動くのと、アンコールに注意する。
対ランドアシレ

オーガポン+テツノドクガ or ハバタクカミ or ブリジュラスから2体

相手からするとオーガポンの草技は切れないはずなのであまりアシレが出てこないはずだが、意外と出てくる。まぁ裏のカイリューとかで受ければいいし…みたいな。ランドをどう攻略するかを一番に考えて動く。ブリを選出する場合はランドが削りにくいので、とにかくドラテを連打するなどして定数ダメを稼ぐことを意識する。

対ライコ、イーユイ入り

カイリュー+テツノドクガ or ハバタクカミ or ブリジュラスから2体

大体はドクガ+カミで、対面的に選出する。ライコ入りには初手をいかに無傷で突破するかと、迅雷択に勝って削りを入れられるか。ちょっと削れたカイリューライコ対面は経験上強気に地震を押しにいっていいと感じた。フェアテラさせたらドクガで縛れるようになる。

イーユイ入りは大体眼鏡だったため、カイリュードクガカミの全てが対面有利であることから意外といける。イーユイ入りにどうしてもブリジュラスを選出せざるを得ない場合は、とにかくボディプレスを押し続けてイーユイ交代の隙を見せないことが重要。

対雨

ハバタクカミ+ブリジュラス or オーガポン+ガチグマ

雨は本構築には雨選出でくることが多い。経験上(今シーズン途中まで雨パ使ってた)雨パは初手のカミが無茶苦茶きついので、対面負荷をかけられるカミを初手に置く。ラス1テラスを残してイダイガチ対面ができたら見事に勝てる。

対受け

ガチグマ+2体(カイリュードクガが多め)

ガチグマでぶっ放す。ロンゲママンは相当きついがそれ以外は有利より。

きついポケモン・並び

エカシラニューラ
対策をしていないのでほぼ無理。最終戦は宿木でブリジュラスのHPを保ち、イエッサンオオニューラ双方をドラテで飛ばしてスカーフカミの一貫を作り勝てたが、イエカシラニューラと選出されてしまうと厳しい。
パオ+イーユイ

カイリューを出したいのに出せない。最終日前日にめっちゃ当たったが、最終日はほとんど当たらずに助かった。

タケルライコ

地面枠のガチグマが対面不利なので、当然きつい。対面選出で意外と勝てるのが不思議。

あとがたり

念願の2100↑&SV初2桁、嬉しいです。特に、盟友のヒバリさん(@Lark_heart)と考えて完成させた、というところもすごく嬉しいです。あらためてヒバリさん、ありがとう。

とにかく構築の対応範囲が広く、絶対無理と言える構築がなかった点がよかったと思います。いい構築ができたときは、自然と選出が解像度高くまとまることが印象的で、今後構築を組む上で一つの指標になりそうだと感じました。今月は最終日潜れるため気合いを入れて合計200戦ほど取り組みましたが、今後はこんなにできないのでマイペースでエンジョイしていきたいと思います。

構築名は散々悩みましたが、軸のブリジュラス・オーガポン(目の星)から。さりげなくドクガのメテビも意識してかっこいい感じにつけたらこうなりました。誰か構築名つけるセンスください(N回目)

TNは機動戦士ガンダム水星の魔女より、「逃げたら1つ、進めば2つ、手に入る」です。この言葉、劇中では呪いのように扱われていましたが、本質は「逃げたっていい、その上で勇気を持って進んだ者にしか手に入らないものもある。決めるのはあくまで自分自身」ということでいい言葉だと思います。以上お気持ち表明でした。

スペシャルサンクス

構築を一緒に考え、最終日まで共に頑張ったヒバリさん(@Lark_hearts)

HB水ポン開発者、PMANさん(@pman_kamaboko)

構築相談に乗ってくれたシグマさん

いつも励ましてくれる窓の皆

ありがとうございました!

【備忘録】S13 シッポキバ+信用可能オーガポン(1391位)

皆さんS13お疲れ様でした。社会人トレーナーのDSONです。

今期成績は全くついてないですが構築最後いい感じにまとまったのと、SVで意識するとよさそうな構築の組み方・考え方がまとまったので備忘録として。

備忘録なのでごく簡単に。

以下常態です

基本の構築相性・3竦み

よくある構築の3竦み

・対面で起点作成させずに押し切る(例:コノヨを一撃で飛ばす)

・展開役の補助やエースの積み技などでサイクルを崩す(例:カバツキ)

・サイクルで対面に常に有利展開を作る

基本の3竦みから一歩進んで各構築で必要な要素を考える

・対面構築では、よくあるサイクルを崩せるポケモンを選出に組み込む、あるいは崩すルートを採用する

・展開構築では、そもそもよくあるサイクルを崩せるエースを意識して採用する

・展開構築では、対面に対して起点作成役をちらつかせての対面処理+2体目での起点作成、またはエースを生かしたサイクル要素を組み込むと強い

・サイクルは、SVでは基本的にやりにくい。そのため、純粋なサイクル構築で拾いにいくよりも、2体でサイクル(よくある対面への受けと定義、例:チオンドヒド)が完成する並び+補助+対面選出で組むほうがやりやすい。この一種がいわゆる見せポケ+対面選出

(・キョジオーンは、数値とテラスタル、しおづけの定数ダメージによって1体入れるだけで上記のサイクル要素が完成する意味でも強い)

今回の構築を例にとって

展開構築を組むのが苦手だが、SVでは展開構築が強いため苦手克服のため展開を握る覚悟からスタート。まずエースから考える。現存するサイクルとして以下を意識した。

・塩絡み、チオンドヒド、バレルイーユイ、ママンパオ、ラオスカイリュー

全てを崩せ、電磁波耐性もある電気テラス珠パオジアンからスタート。最も強い初手対面処理+2手目起点作成の形を意識し、初手に出てくるイメージが強く、舐めると大きくアドを取られる(=選出誘導力が高い)起点作成役としてサケブシッポを採用。シッポが呼ぶ初手ポケモンを挙げたところBIG7はほぼ全て出てくる可能性があると気づき、あらゆる初手の組み合わせを考えた結果耐久振り炎オーガポン+両刀ラムカイリューが最もカバー範囲が広いと感じたため初手枠として採用。ここまででまだパオジアンがきつく、またテラスを切ったガチグマに数的有利を取られやすいこと、構築のSが遅いことから、

・対面構築に対して強く、シッポからの展開も可能で、特殊ポケモンとも最低限打ち合える

・テラスを切ったガチグマに強く、BIG7に全体的に強い

・崩し要素はなくていい

上記条件を満たすポケモンとしてSブーストイダイナキバを採用した。最後の枠として

・キョジオーンの見えづらい対策となる

・壁構築をいなしながら負荷をかけられる

・腐りにくく、特に対面選出に組み込みやすい

・最低限BIG7に強い

ポケモンとしてHD隠密マントガチグマを採用して構築が完成した。

結果

31勝7敗 1391位

構築が完成したのが前日かつ最終日は潜れなかったため結果は振るわなかったが、自分で考えた理論に基づき構築作成しそれがハマった感覚を味わえた点で大きな収穫があった。

S14に向けて

ガチガチの対戦はひとまず引退した身であるので、自分の納得する構築を組めることを目標に続けていきたい。今後もよろしくお願いします。

いつも仲良くしてくださるFFの皆様、S13もありがとうございました〜

 

おまけ

おまけが本番かもしれん オーガポンの調整いいのができたのでつけておきます。

信用可能オーガポン

調整意図

HB 200水テラス水流連打確定耐 200水流連打+アクジェほぼ耐 意地パオのつらら+礫ほぼ耐

S 最速ウーラオス抜き

A あまり パワーウィップでh252b4ラオス乱数87.5% +1岩石⇒石火で無振パオ確定

全ての初手水ラオスに85%以上の確率で対応できる型。グローブ毒テラスは知りません。パワーウィップの火力高すぎ偉すぎで、壁ラオスにも悠々と半分以上削りを入れられるため悠長に積み技が使えないのもいいところ

電光石火の枠はスカーフラオスのとんぼ⇒カイリューで受けに対応できるじゃれつくもありです。ただイーユイとかに対する詰めに使えたりと石火も非常に強かったです

 

<S8 最終152位 最終R 2055 使用構築 レイルザルデン>

皆さんSVシーズン8お疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

今期も最終日潜れるため気合いを入れて臨んだものの仕事に忙殺されるといういつものパターンでした苦笑 ただ、構築がまとまったのが7/27といつもより数日早く、また構築力が求められると感じているレギュレーション初のシーズンで自分で構築を作り上位で戦えたことは自信につながりました。

今期いつもより早く構築がまとまったのはなぜか?という自分の振り返りの一貫として構築作成経緯の下に、構築力のない人(つまり僕です)が構築を組むためにやること、を備忘録として書きました。4桁前半くらいでなかなか自分でうまく構築が作れない人の参考になるかと思うので読んでみてください。僕に構築力ないのできっと参考になるはずです笑

以下常態です

構築経緯

環境で最も圧の高いパオ・カミ・ラオスに対して有効に動けるハッサムからスタートハッサムが大きく不利を取り、誘うドランに対して鬼火無効・テラスされても殴り合いで勝て、様々な相手にテラスを強要できるチョッキセグレイブを採用。ラオスの上から殴れ、セグレイブでテラスを切らせた後の一貫性も期待できるメガネカミを加えて軸とした。この3体ではラッシャ絡みに勝てないため誘って大きく削りを入れられ、状態異常対策にもなるラムパオジアンを採用。色々下から動く分耐久振りとした。

この4体の使用感が非常によく、特にセグレイブの圧力で初手にほぼ確実にラオス、パオ、ブジンなどを呼ぶことができるため、そこに初手からハッサムを合わせてテンポをとる選出が面白いように決まることがわかった。

ここまででまだドランに薄いこと、炎の体のクッションタイプが増えておりハッサムがとんぼで焼けるだけで機能停止になるため同じ役割を持ち地面にも打点を持つHBミトムを採用し、数値不足を補うためオボンのみを持たせた。

最後にとんぼる系に自由に技を撃たせないため地面枠として最も汎用性の高いディンルーを採用、積みの流しも兼ねたい、塩を無視し過ぎている、オボンは取られている、ステロを撒きたい構築でもないため技構成を身代わり飛ばし残飯とした。

構築力のない人が構築を組むためにやること(主に4桁前半の人向け)

(ここだけ敬態)

自分には構築力がないと感じる方、多くいると思います。自分もその1人なので…今シーズンはそこに焦点をあてて色々と考えた結果いつもより早くに構築をまとめることができたので、少しでも記事を読んだ人のプラスになるように書き記したいと思います。

2つの方針を並行して実践しよう

シーズン8のように、参考にできる構築が少なく自分自身で組まなければならないときは、以下の2つを実践するのがおすすめです。

Ⅰ 自分で環境トップに強い軸を考える

Ⅱ 環境トップポケの強い使い方を考える

Ⅰ 環境トップに強い軸を考える

多くのトッププレイヤーが紹介していることでもありますが、構築の組み始めは環境トップに対して強い、最低限動けるポケモンを選び、その補完を複数体候補をあげることで並びを作ることが第一歩だと思います。具体的には、①自分でキャラランク作成 ②youtubeやキャスで配信を見る ③過去シーズンの構築記事を読み込む ことでヒントが見つかると思います。並びを複数作って試すのも大事で、実戦すると絶対に穴が見つかるため、一つの並びにこだわるのではなく複数可能性を持っておくことが大事と思います。軸を試すとき、補完はとりあえず結構適当でもいいのでとにかく試すのが重要です。

Ⅱ 環境トップポケの強い使い方を考える

もう一つ、ディンルーカイリューサフゴカミラオスパオ のような環境トップの最強ポケモン達から考えて、これらを強く使う方法を考えることも並行して行うべきです。上位に行くためにはこの方法に精通しておくことが重要で、そうしないと「なんか知らんうちに負けた」が続出します。こう感じたときは大チャンスで、自分のプレミがなければ相手の使い方や型が強いことが多いので、即パクって使いましょう。自分も含め、構築力のない人は数ある型の中からどれが強いのかが意外とわからないため、こうした試合ごとの振り返りや、人の配信・twitterで情報収集するのが重要です。

この方法について一つ注意点があり、確実にメタを貼られること、メタを超えるためには練度やポケモン自体への理解が必要なことから、強い並びをそのままパクっても全然勝てないと言う事態が発生します。そのときはやはり試合を振り返って、①練度が足りない、つまりポケモンの使い方や選出が間違っているだけ なのか、 ② 環境全体のメタが進み構築やポケモンの使い方に賞味期限がきているのか を考えることで終盤の環境変化に対応できるのではないかと感じています。

構築要点

・対面操作+有利対面での高速アタッカーによる火力の押し付け
・テラスタルを切らせてスイーパーを通す
・選出画面で圧力をかけ、初手でアドをとりやすくする

単体考察

ハッサム

調整意図:HB特化

環境トップに対して行動できるクッション・対面操作役。ラオスの型判定がダメージ量でできるため、後の試合プランが立てやすくなる。グローブラオスの水流連打は全くうからないので受け出さないように注意。

ハバタクカミ

調整意図: HD 臆病ツツミのフリドラ+ドロポンいい乱数で耐える S 準速パオ抜き

S6スポンジさんの調整を拝借した:https://spokemon929.hatenablog.com/entry/2023/06/05/182005

相手にテラスを吐かせるor吐かせた後の特殊スイーパー。遅い+1カイリューを抜きながら+1

地震も耐え、ワンチャン準速パオに勝てる調整を採用した。ムンフォとシャドボ以外打たなかった…

セグレイブ

調整意図:AS特化

ラオス・パオ以外の環境トップに圧倒的対面性能を誇る。セグレ・パオと並べることで相手の初手をラオスかパオにほぼ固定することができる。当初ガチHA特化の地面テラスだったが、遅い前提で動かれることが多かったこと、役割対象のドランに先行したい、舞わないカイリューやメガネサフゴの上から動けることからAS特化、サフゴのゴルラを半減でき遅い水ラオスに抜群をとれる電気テラスとした。ちなみにラオスには全て上を取られた。。

終盤ラオス+パオの物理の役割集中に弱いことが分かってから出番が減ったが、こいつの圧で相手の選出誘導ができていたことは間違いなく、影のMVPと言える。

パオジアン


(画像はtwitterより拝借) 電気テラス

調整: H28,A236↑,B108,D4,S132  (実数値) 159,187,114,X,86,172

技:氷柱落とし/テラバースト/ふいうち/剣の舞

せっきーさんの調整を拝借した。

https://pkmn-ys1224.hatenablog.com/entry/2023/05/05/211026

構築名になったレイルザルデン(大体なんでも切る魔法)の使い手であり、S級犯罪者。

雷テラスをちらつかせて妖テラを切らせたラッシャを怯み+ラムで突破したり、慎重にサイクルを進めるチオンドランを剣舞して殴るだけで突破したり、受けループに零度がある顔をして氷柱落としを打って突破したりとやりたい放題やっていた。補完で入れた枠ながら後半はほぼ軸のような顔をしており、最終戦の2050チャレでも見事に怯みで勝利を得た。今日ポケで1匹封印するなら誰という話題があったが、間違いなくこいつを幽閉した方が界隈が平和になる。

ウォッシュロトム

調整意図:HB特化 余りC

ドランがいる場合などでハッサムが出しにくい場合の対面操作役。ディンルーにもタイプ上強いこと、飛行テラスカイリューへの耐性が素晴らしい。パオジアンには別に強くないので、耐ウーラオスカイリューに重点を置く場合ハッサムより優先して選出する。

ディンルー

調整意図: イーユイの臆病メガネオバヒ確定耐、ミラーを意識してS多め 

ベンチ温め枠。本構築はトンボルチェンミラーに弱いため地面枠が必須である。どうしても必要な地面枠に必要な要素を詰め込んだ結果、選出できないソソゲーが誕生してしまった。脅威の最終日30戦中選出回数1回、しかも場に出す前に負けた。ディンルー、ごめんよ。

選出

ハッサム or ロトム+カミ+セグレ or パオ
この選出しか基本しない。取り巻きを見てとんぼる役を決め、ラオスとパオが片方ならセグレ、ラオス+パオには基本パオを選出する。

きついポケモン・並び

イーユイガッサ
そもそもガッサ対策をしてないので仕方ない。せめて誰かを草テラスにすればよかったかもしれない。イーユイも無理よりだが、ディンルーを出すか、スカーフならセグレ、メガネならパオカミで処理する。
パオ+ラオス

物理の役割集中でハッサム/ロトムが処されると、パオミラーやパオラオス対面で勝たないといけなくなる。ここが安定しなかったのが大問題で、ここを解決できればより上にいけた。

受けループ

あたらないことで対策とする。

あとがたり

今期は2000からさらに潜ることが第一目標、2050は取れたらボーナスと思っていたので結果については正直に嬉しいです。R2000から1ロム特攻で大きく溶かすことなく戦えたのはよかったですが、最後の2050にいけたのは正直かなりの上振れを掴んだ自覚があるので、実力はまだまだだと思います。

2000を超えてから突然勝てなくなって、構築が物理の役割集中に弱くてそこを明確に攻められていることがわかって、選出とプレイングを修正して、と相変わらず最終日はジェットコースターに乗っているようでとても楽しかったです。2000超えの上位でしか見えない世界があって、そこから得られることをどんどん吸収すればもっと伸びることができるのではないかと実感しました。面白いですね。しばらく最終日潜れないシーズンが続きますが、今後もマイペースで取り組んでいけたらと思います。

構築名は最近好きな漫画「葬送のフリーレン」から、レイルザルデン(大体なんでも切る魔法)です。カミとハッサム(scizor)から、と言いたいところですがパオジアンが大体なんとかしてくれる構築になってしまったのでこの名前に笑 いい感じのゆるさが魅力で独特な雰囲気の漫画、おすすめです。今度アニメ化もすらしい。今期勝って「むふー」できてよかったです。

スペシャルサンクス

普段よく絡んでくれる窓の皆

構築相談に乗ってくれたシグマさん

ありがとうございました!

<S6最終249位 R2006> 御嶽式怪龍蟷螂撃

(構築レンタル:HQ357C)

使用TN:GUND-ARM Inc(株式会社ガンダム) ミオリネさんの髪型が欲しかった…

皆さんSVシーズン6お疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

今期はポケモン人生初最終日を通して潜ることができるということで気合をいれて取り組んでいました。結果としては仕事が忙しすぎていつもよりもポケモンできないという事態が発生してしまいましたが。。。しかし、最終日2500位くらいから始めて最終R2000↑を取ることができ、また明け方いわゆる「ゾーン」状態に入り不利構築に2連勝して2000に乗るなど新しい研究ができたシーズンでした。

構築自体は一緒に合宿に臨んだおたけさんに原案を貰ったものではありますが、非常に強い構築と感じましたので感謝の念も込めぜひ記事にして紹介したいと思います。

以下常態です

構築経緯

S5の結果を受け、パワーのあるポケモンによる勝ち筋の押し付け、流行によらないスタンダードな構築を使うべくディンルーカイリューサーフゴーを軸にして構築を考えていた。なかなか構築を煮詰める時間もなく、また最終日付近にかけてディンカイサーフ軸に強い構築が増え、メタ対象となっていたこと、ディンルーの処理にプレイヤーが慣れてきたこともあり全く勝てなくなってしまった。

この状態のまま最終日合宿を迎え、不甲斐ないが勝てる気がしないなと思っていたところ、一緒に最終日合宿に参加していたおたけさんより使用構築の紹介を受けた。自分は練度がないと構築をうまく動かすことができないと信じ込んでいたため、最終日当日に構築を軸から変えることに強い抵抗を覚えたが、どうせ勝ててないし、合宿をやっているこの非日常空間で、練度がないと構築が使えないなんてほざいている弱い自分をぶっ壊してやろうと思い立ち構築原案をもらうことに決めた。

原案はトップメタのパオジアンに強く対面操作のできるゴツメハッサムと、ハッサムに強い特殊アタッカー全てに強いチョッキイルカマンに、スイープ性能の高いスカーフイーユイ、搦手を起点に全抜きを狙いつつ広い並びに選出もできる龍舞身代わり妖テラカイリュー(通称御嶽龍)を軸に、カイリューや対面構築に厚くしながら崩しもできるHBオボンロトム、耐久振りメガネカミで構成されていた。

ポケモン自体はそのままに、イーユイのテラスを妖⇒悪にして一貫を取りやすく、より火力が出るように、竜舞カイリューが増加していたことから1舞でもできるだけ上を取れるようにカミをCS臆病として完成した。構築名はブルーロックの凪のシュート名+おたけさんとカイリューハッサムから。

構築要点
・対面操作+有利対面での高速アタッカーによる火力の押し付け
・アタッカーや対面操作役をテラスタルで強引に突破してくるポケモンを起点にする
・キョジオーン、チオンジェン、ヘイラッシャ、ロトムなど搦手を持つポケモンを龍舞カイリューで役割破壊・起点にする

単体考察

カイリュー

調整意図:S: +1で陽気ガブ抜き

HB: A+1妖テラス状態で不一致イカサマを身代わりが確定耐え

HD: モロバレルのヘド爆を身代わりが乱数で耐えるように少し

A: A+1妖テラス状態でイカサマを身代わりが耐える範囲でなるべく高く

おたけさんが産み出してしまった新たな環境適応型カイリュー。ガチのバケモン

龍舞カイリューでありながら塩、ラッシャ、チオンを起点にして抗える性能を持っており、塩以外の2体はHP満タンの状態からでは1体では勝てないが、裏と合わせて破壊・起点にすることができる革命ポケモン。ミラーやディンルーはじめとする四災に対して抜群打点を持つことができる点も強い。ハッサムを処理した拘っているイーユイや、無理やり炎テラスを切ったカミなどを起点に舞えるのが構築として大きなシナジーがあり、こいつが裏に控えているためにイーユイハッサム対面などで非テラスとんぼがえりを合法化できる。環境に妖テラカイリューが少ないことも追い風で、しかもまさか耐久に振ってそうな龍舞カイリューが羽休めを切っているとは誰も思わず、初見ではあらゆるプレーヤーに型のケアをされなかった。

ハッサム

調整意図:HB特化

パオジアンに対して最も強く出られるクッション兼アタッカー。タイプ上氷柱落としを打たれにくいため、ゴツメと合わせて確実な削りを入れられるのが非常に強かった。また、相手のカイリューに対しても後攻で剣の舞⇒バレパンや、とんぼでカミに繋げる、カミはバレパンで縛れるなどと最低限の仕事をすることができる点も他のクッションにはない魅力。カイリューとの縦の相性がよく、炎技で突破されてもカイリューが起点にできるため強気な技選択をできる点が構築と噛み合っていた。

イーユイ

調整意図:S準速、C11n、HB ステロ+A特化カイリューのノマテラ神速確定耐

高火力スイーパー。特に言うことのないポケモンではあるが、スカーフで使用する場合は最低限の耐久調整は必須と感じた。テラスは原案では耐性をつけながらカイリューに強くなる妖テラであったが、あまりサイクル数を回せないことや、悪波⇒テラス悪波でカイリューの調整次第で結構落ちるためカイリュー耐性を増すことができる点、ウルガモスに強く出れる点などから悪テラスに変更した。バクアは一度も打っていない。

ハバタクカミ

調整意図:CS振り切り

サイクル下で火力を押し付けるポケモンマルスケの剥がれたカイリューや、カバルドンなど様々なポケモンを一撃で処する姿はまさにカミ。相手にドオーやドクガなどがいて一貫を取りにくい場合はイーユイを、ツツミやイーユイがいる場合はカミと、それぞれ役割対象が違うこと、また特殊の役割集中を高火力・早いSからイーユイと合わせてかけられる点が強かった。

ウォッシュロトム

調整意図:HB特化 余りC

カミと合わせてカイリューに強く出られる洗濯機。トドロクツキやアーマーガア入りなど、どうしてもハッサムが出しにくい構築に対して同じような役割で選出する。タイプ上飛行テラスカイリューに非常に強いため出したくなるが、メインウエポンが命中不安定であること、また迂闊にパオジアンに受け出すと鉢巻噛み砕くでテラス込みではあるが確定2発取られることから、できるだけ選出しないように心がけることで高い勝率を保つことができた。

イルカマン

調整意図:S5うわっきーさんの調整を使用させていただきました。

https://mega-salamance.hatenablog.com/entry/2023/05/01/162436#%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E7%AA%81%E6%92%83%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B8

ハッサムと合わせて軸としての採用だったはずだが、最終的にはほぼ選出できなくなってしまった。理由はカイリューに弱い、キョジオーン、チオンジェン、ヘイラッシャ、モロバレルなどの搦手に弱いため。終盤はほとんどの構築に1体は搦手のポケモンが入っていた。また、この構築ではイルカマンではディンルーに圧をかけられないのもよくなかった。というのもディンルーが硬すぎてそもそもかなり削られる、テラスを切らせても裏で弱点をつける構成になっていないため対してアドが稼げていない、しかも裏のポケモンがディンルーに強くない。振り返ってみるとここが構築上の大きな欠点と感じた。ちなみにこの弱点を補強し、構築全体のパワーを増した「おたけパ」ならぬ「おたけちゃパ」が存在するので、おたけさん・ケチャワチャさんの構築記事をぜひ読んでいただきたい。
 
選出
ハッサム+カミ/イーユイ+カイリュー
ほとんどこの選出。カミ/イーユイは一見通りそうなほうではなく、試合展開を予想して慎重に選ぶ。
ロトム+カミ/イーユイ/カイリューから2体

アマガ、トドロクツキがいる場合

イルカマン+ハッサム@1

イルカマンを出す時。ほぼ負けた記憶しかない。無念。

きついポケモン・並び

アーマーガア
カイリューが通らない唯一の物理受け。ロトムを駆使して特殊アタッカーで殴りまくる。
ディンルー

自分が使わないディンルーは数値のバケモノだった。最終日かなり数を減らしていてよかった。

モロバレル

ヘド爆と再生力が偉すぎる。削って択を合わせるしかない。

ドヒドイデ

大体黒い霧を持っており、カイリューでも突破しづらい。TODされることが多い。

あとがたり

とにかく構築が強かったです。終盤の環境変化を掴んだ内容で、増えていたイーユイを拘らせて起点にする、パオジアンやカイリューの処理ルートを複数用意することでほとんどの試合で選出画面で無理と感じることがほとんどありませんでした。

友人のありがたみを強く感じたシーズンでした。大体構築を考えていくと一人では煮詰まってしまい固定観念から脱出できなくなり、また社会人では煮詰め切るほどの時間を持てないため、皆で相談しながら一つの構築を作り上げる方が遥かに効率がよいと感じました。自分は構築力はないですが、構築を使いこなす能力はまずまずあるのでそこを活かして今後もっと好成績を目指したいと感じました。

また今回今日ポケのように最終日合宿を開催したのですが、参加者のおたけさんとけちゃわちゃさんが最終日夜を通して構築を洗練させ、どんどん順位を上げていく様を見て感動しました。さながらブルーロックの潔と馬狼のようで、喰いあって進化していく…!最終的に全員が正々堂々と戦い抜き、二人は最終二桁、自分はR2000と結果を残すことができとてもいい思い出になりました。みなさん一回やってみてください。めっちゃ面白かった。それぞれが別々に取り組める環境を用意してやるのがポイントです。ちなみに明け方に合宿参加者同士でマッチングして僕が有効急所で破壊しました。すまないね

S7は本当に一切やらない予定ですが、構築に興味がある人はこの構築もいいですが、おたけさん、ケチャワチャさんの構築を試してみてください。あの構築はマジで強いです。

スペシャルサンクス

最強構築を提供してくれたおたけさん

一緒に合宿してくれたケチャワチャさん、おたけさん

楽しかったです。またやりましょう。

【SV s4 最終450位 最終R2013 誘殺セグカミツツミ】

皆さんSVシーズン4お疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

今期は人生実質初のR2000を達成することができ(S1はインフレ祭りだったので個人的にはノーカン…)嬉しいシーズンとなりました。同時に構築を組み回すほどに改善点が出て、最後まで構築が完成することなく終えることとなり、2000を達成した後もまだまだ上位への道のりを感じるシーズンでした。

ともあれ目標達成できたことは間違いないありませんので、記念&思考の整理として記事を残したいと思います。

以下常態です

構築経緯

前期の上位構築レンタルを複数回す内に、主に「環境に対応する」のではなく「自身の勝ち筋を押し付ける」方が強い環境ではないかと感じた。(勝ち筋の押し付けから入り、環境に合わせるのはその後、という意味)
そこで最初に強い、機械的な勝ち筋として
格闘テラスクエパトで初手対面勝ち⇒ルミコリ2体目に入れて退場、ブーストカミで2体目を処理し滅びの歌を入れる⇒再起の祈りでクエスを復活させ守るで勝ち
機械的に勝てるクエスカミパモ構築を作成、中盤まで簡単に勝てていたのだが、クエパトの個体数増加に伴うメタ張りに巻き込まれ順位が停滞した。さらにセグカミカイリューのようなどの構築にもいる3体への勝率が5割と悪いことに問題を感じ、構築を解散した。(なお、このクエスカミパモの軸を使い2000を達成したヒバリさんも記事を書いています。必読!)
構築を組み直すにあたり、解散前の構築で最も強い要素であるブースト滅びカミ+まもみが2Wクエパトの組み合わせを続投とした。次にセグカミ系統をカモることで勝率が上がると確信していたので勝ち方を考えた。セグカミ系統は対面系のクエパトを見るとほぼカミかセグレから入ると経験上わかっていたのでそこに圧倒的に強い襷セグレイブを採用。さらにセグレ受けとして必ず出てくるヘイラッシャを起点とし圧をかけるラムみがわりテツノツツミを採用し、セグレイブ・ジバコイル・ドドゲザンを貫くために格闘テラとして4体で軸とした。
ここまででドドゲザンが厳しいのでゴツメカイリューを採用し、汎用性のある受け対策としてスカーフサーフゴーを採用した。このままだとアマガ塩ドオーになにもできないこと、終盤クエスの通りがあまりに悪かったためクエスパトラを炎テラスに変えて完成とした。
構築要点
・流行構築に8割の勝率を保つ
・対策枠を誘って倒す
 

単体考察

セグレイブ

調整意図:AS振り切り

初手カミとセグレに合わせてテンポを取るためにAS襷で採用。テラスはなんでもよかったが、ドドゲザンの不意打ちやミラーに強くなりフェアリーとした。アマガがいない限り出して腐らない、非常に強いポケモン

ハバタクカミ

調整意図:S3 3位のみやさんの調整を参考に、臆病CSカミのムンフォ2回を最高乱数以外耐えるようDを1上げた

カミ枠。火力、素早さ、1発耐える耐久を備え、詰ませもできる最強ポケモン。当初ノーマルテラスで採用していたが、ジバコとドドゲザンの増加に伴い地面テラスに変更した。皆地面テラスはあまり警戒しないためよく刺さってくれた。

テツノツツミ

調整意図:CS振り切り

MVP。ヘイラッシャに受け出して相手をぐちゃぐちゃにする。環境にいるツツミはエナジー・メガネ・襷しかいないため、ラムをケアする人は一人もいなかった。相手視点持ち物がわからないため技構成が見えづらく、格闘テラスもあまりケアされなかった。2000チャレでもドドゲザンを吹き飛ばし勝利に貢献した偉いメカドリ。

エスパトラ

調整意図:HB⇒A216セグレイブのきょけんつぶて耐 HD⇒C198メガネカミのシャドボテラス込みで最高乱数以外耐 C⇒11n S⇒+1で最速ツツミ抜き

最強ポケモン…だった。通りがあまりにも悪くなったのが惜しい。まもみがクエスは警戒されづらく、補助技に合わせる、または滅びの歌と組み合わせて一度みがわりをおけてしまえばこのポケモンを止めることはレギュBではマント・アマガ以外では難しく相手に甚大な被害を負わせることができる。さらに滅びやどくびしとの相性もやばく、毒びしが撒いてあればカミだろうとツツミだろうと全て対面勝つことができる。後半毒ビシの通りも悪かったので本当にもったいなかった。炎テラスにすることで塩を起点に崩すことが可能なため、本構築ではピンポイントメタ枠として採用した。調整も自慢の調整で、混乱実を持たせることで努力値をCに振ることができる。起源主張しておきます笑

カイリュー

調整意図:A特化 S 4振りFCロトム抜き H 余り

どのシーズンでも最強のムーミン。2Wを地震とほのパンで迷ったが、アマガと地味に重いハッサム、鋼テラスロトムなどへの対応を優先してほのパンとした。普通に強かった。

サーフゴー

調整意図:HD おくびょうサフゴ・カミのシャドボ耐 S振り切り

やんわり受け対策含め、便利枠。ほぼ出さなかったが、スナガワの大地の力やカイリュー地震をミリ耐えしたりと耐久振りはよく活きた。テラスはトリックを受けにくるカイナやジバコに通るように地面。1回だけドクガにぶっ放した。

選出

セグレツツミ@1
セグカミラッシャ系統はこれでほぼ勝てる
サフゴカイリュー@1

カイリューがよく通りそうな時

クエパトカミ@1

クエパトの通りがいい時、初手コノヨ出てきそうな時

きついポケモン・並び

マスカーニャ
セグレと初手対面することが多く、4回当たれ!と叫んだが全て3回しか当たらなかった。カイリューに引いてツツミやカミを合わされて大体渋々テラスを切ることになる。
カイリュー

いつの時代もこいつが重い。テラスを切らせて、相手のテラスに合わせて処理をする。

HDチョッキジバコ

HD振り切りだとフリドラ+格闘テラバ2回で落ちないことが多いので、1サイクルごまかす必要がある。

あとがたり

S3が5桁だった時は引退を考えましたが、今期2000↑という結果を残せて嬉しいです。今回2000に乗れたのは、

①まず強い軸を握ることに成功した

②中盤から終盤にかけてレートを大きく溶かすことなく環境についていくことができた

③構築全体をコロコロ変えすぎず、前構築を受け継ぎながらメタに合わせることができた

この3点が大きいと考えています。一方2000付近で戦っていると相手も強く構築の完成度も高いため、どんどん構築の問題点や自分のプレイングで甘いところが浮き彫りになってきます。上位勢はこれらを修正しながら最終日も潜り続けているのかと思うと、さらに精進が必要だと実感しました。

自分にとってR2000は1つの目標でしたが、同時に新しいスタートになったと感じました。

これからもマイペースで上手くなっていけたらと思います。

S4みなさん本当にお疲れ様でした!S5も対戦よろしくお願いします!!

スペシャルサンクス

一緒に構築を考えて励ましてくれたヒバリさん

同じくよく相談にのって&励ましてくれたありげいつさん、カフェオレさん、りんたさん

テラピ&個体集めに誘ってくれたけちゃわちゃさん

同じくテラピ・個体集めを手伝ってくれたりょんさん

本当にありがとうございました!

【SV s1 最終1054位】 セグレイブ・GO!

皆さんSVシーズン1本当にお疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

SV初めてのシーズンでプレイ人口もモチベも皆高く、環境の移り変わりが本当に早いと感じました。ドラゴンミラーの解消、数値と耐性を活かしたサイクルをテーマに構築を組みましたが最終的には環境の変化に対応することができませんでした。

結果には全く納得がいかない本当に悔しいシーズンとなりましたが、思考の整理と反省のためにも記事として著したいと思います。中堅プレーヤーの一つの記事としてぜひご一読ください。

以下常態です

構築経緯

ドラゴンミラーで有利を取れ、テラスタルを切らせる圧力の高いセグレイブからスタートした。当初タスキ型を使用していたが、サイクルも可能な形にしたかったため最終的に物理耐久に振ったチョッキ型で採用した。セグレイブが明確に不利をとるブラッキーやヘイラッシャなどの耐久ポケモンを相手どるために9世代で最も信頼しているHBサーフゴーを次に採用した。
シーズン終盤にかけて鉢巻ガブリアスが増加し、地面テラスやフェアリーテラスを考えるとセグレイブでテラスタルを切っても安定しなくなってしまった。そこであらゆるドラゴンに強く盤面をコントロールできるニンフィアを3枚目として採用した。ニンフィアを初手に出すことが増えたため、ニンフィアが明確に不利をとるサーフゴーやドドゲザンへの引先としてウルガモスを、カイリューにも強く出れるようHB鬼火型で採用した。ウルガモスも同様にニンフィアが不利をとるが、セグレイブで対応可能でありこの4体を軸とした。
補完は天然・受け・コノヨザルへの崩しとしてこだわりメガネ水ロトムを採用、6枚目は永遠に決まらなかったもののセグレイブミラーやサーフゴーに強く目に見えない浮いてる枠として風船ドドゲザンを採用した。

単体考察

セグレイブ

性 格:いじっぱり  特 性:ねつこうかん 持ち物:突撃チョッキ テラス:地面

実数値:207(132)-198(112+)-139(212)-*-107(4)-113(44)

技構成:つららばり / 氷の礫 / 巨肩突撃 / 地震

調整意図:HB:意地・変幻自在マスカーニャのけたぐり、陽気ガブリアスの逆鱗を最高乱数以外耐え

HBが硬めの調整。ガブの鉢巻地面テラス地震で出落ちしないためにこの調整。サーフゴー以外の有象無象の特殊アタッカーに強く、サイクルを回しながら相手に負荷をかけることができる。特にウルガモスに強いのがよかった。

サーフゴー

性 格:ずぶとい  特性:黄金の体 持ち物:ゴツゴツメット/隠密マント テラス:飛行

実数値:193(244)-*-159(236+)-153-111-108(28)

技構成:たたりめ / 気合球 / 電磁波 / 自己再生 or シャドボ / 気合球 / 悪巧み / 自己再生

調整意図:S 4振りFCロトム抜き HB H 16n+1, できるだけ高く

9世代最強のサザエサン。あまりに信頼し過ぎて何回構築を組んでも抜くことができなかった。セグレイブを受けてくる天然勢、ブラッキーなどに強烈に強くなんでも一発耐えて状態異常を入れることで後続のサポートが可能。持ち物は構築によりけりで、キョジオーンを重く見る場合は隠密マントだが性能を最大限引き出す持ち物はゴツメ。唯一ガブリアスだけが辛い。

ニンフィア

性 格:ずぶとい  特性:フェアリースキン 持ち物:食べ残し テラス:炎

実数値:202(252)-*-128(252+)-130-151(4)-80

技構成:ハイパーボイス / テラバースト / あくび / まもる

調整意図:HB振り切り

あらゆるドラゴンミラーを解消するポケモン…のはずだったが、終盤あらゆるドラゴンが鋼技を搭載しており役割を十分に果たすことができなかった。考えてみれば終盤あらゆるポケモンがフェアリー化するために竜側が鋼技を搭載するのは当然の流れだった。剣盾ではサブウエポン鋼の価値が低かったことも意識にあったかもしれない。ニンフィアが十分に機能せずに最終日朝連敗してしまい、構築の組み直しを余儀なくされた。ポテンシャルが非常に高いだけにメタの煽りを受けたのが残念だった。

ウルガモス

性 格:ずぶとい  特性:炎の体 持ち物:オボンのみ テラス:フェアリー

実数値:192(252)-*-128(252+)-155-126(4)-120

技構成:炎の舞 / 蝶の舞 / 鬼火 / 朝の日差し

調整意図:HB振り切り

全抜き火炎瓶。ドドゲザンに強く、先展開すれば鬼火を絡めてカイリューにも勝てるのが偉過ぎた。サーフゴーでサザンドラの悪波を誘ってフェアリーテラスして受けるとうまく展開できる。やはりガブリアスに弱いのが難点だった。

ロトム

性 格:控えめ 特性:浮遊 持ち物:こだわりメガネ テラス:フェアリー

実数値:157(252)-*-128(4)-165(196+)-128(4)-113(52)

技構成:ハイドロポンプ / ボルトチェンジ / テラバースト / トリック

調整意図:H振り切り C 補正がいい感じのとこまで S 準速ジバコ抜き

便利洗濯機。火力が高く天然崩しに有効。努力値はHに振り切ることでラウドボーンへの行動回数を増やし、準速ジバコイルを抜く調整で個人的にはこれがメガネ型は最適。

ドドゲザン

性 格:いじっぱり 特性:総大将 持ち物:風船 テラス:飛行

実数値:175-205(252+)-140-*-106-102(252)

技構成:ドゲザン / アイヘ / ふいうち / 剣舞

調整意図:AS振り切り

ほぼ置き物。 唯一セグレイブに強烈に強いのはよかった。ここまで記事を書いた時点で猛烈にガブリアスが重いことがわかったので、正直アマガでよかった気がする。

選出

ニンフセグレ/GAMOS+GO
ニンフィアのあくびで盤面整理をしてから残り2枚でサイクルを回しながら相手を削る
ニンフロトム@1

ガブリアス絡みや、天然が入っている相手にたいして選出

きついポケモン・並び

ガブリアス
冷静に並びをみると猛烈にきつい。ガブに安定しない時点で欠陥構築であった…
キラフロル+カイリュー

カイリューをガモス・サフゴでみているため、キラフロルがめっぽう重い。メタの2強に弱くて勝てるわけがなかった…

あとがたり

なんだか書けば書くほど反省点がでてきましたが、一番にはメタにあった構築ではなかったということでしょうか。後半から終盤にかけてガブリアスカイリューサザンドラが増えている印象があり、また鉢巻ガブ・ステロ+舞羽カイリューのような新たな型に対して強く出きれなかったことで勝ちきれなかった印象があります。

一見環境が周りまくっていたように見えて、強い人はしっかり強い構築を作って勝っていたし、今回の結果をしっかり反省してS2に活かしたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

【s35 最終302位 最終レート1857 拝借ディアザシイベル】

皆さんs35、そして剣盾ランクマお疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

s35は最終日100位からの2桁チャレンジで同速負けを喫してからずるずると溶かしてしまい、最終302位という口惜しい結果となりましたが、最終2桁、2000を目指して潜ると決めていたため後悔はありません。最終日には構築の問題点や練度不足が露呈し、それに対する解決策をその場で講じられなかったこと、そもそも最終日にそれらのトラブルが起こることこそが上位プレイヤーとの違いと感じました。今回の記事では最終日に露呈した問題点を通してまとまった時間の取りにくい社会人が勝つためにはどうすればよいかについて考えたことを簡単に記事の最後に加えています。

以下常態

構築経緯

HD身代わりザシアン+HBルギアが選出択を解消し安定した試合運びができるという仮説を元にこの2体を軸とした。ルギアと合わせるエースとして球物理イベルタルを採用、この3体ではあまりにゼクロムに弱いためHBビルド眠るグラードン、対面駒としてザシより早い襷黒バド、選出誘導を兼ねてスカーフメタモンを採用して初期構築が完成した。
終盤ルギアへのメタが激しく、イベルバドやゼクロムが、さらにこれらが増えているにも関わらずルギアミラーが増加し、HBルギアを選出できる機会が減ったことを受け、ルギアを最終10位のコンプロさんのHS振りに変更することを決意。さらにHD身代わりザシアンでは結局初手の電磁波オーガ/グラ/ディアに対して相手が身代わりを読むか読まないかの噛み合いになること、エースのイベルタルが初手の起点作成ポケをジェットで抜いてもザシアンに大ダメージを食らうこと、またステロで大きく削られることが気になり別の球エースを探したところディアルガが最も強かったためHCディアルガを採用。この時点で構築を見直したところ前期10位のコンプロさんの構築にほぼほぼ近く、考察しても元構築が最強であると感じたため構築をパk…拝借することを決意し、マーシャドーのみルギアに厚くする目的で黒バドに変更して構築が完成した。

単体考察

ザシアン

性 格:ようき  特 性:ふとうのけん 持ち物:朽ちた剣

実数値:192(196)-192(12)-141(44)-*-136(4)-220(252+)

技構成:巨獣斬 / かみくだく / 電光石火 / 剣の舞

調整意図:HB コピーザシアンの+2巨獣確定耐 A特化+1ザシアンの巨獣+石火をかなりいい乱数で耐える A:+3巨獣でH振りザシアン確1 S:最速

HBSザシアン。全てのザシアンミラーを破壊した。今期のザシアンは基本的にHAかHDしかいなかったため、ザシアンをザシアンでみることに信頼感があった。
ディアルガ

性 格:ひかえめ  特性:プレッシャー 持ち物:命の珠

実数値:183(60)-*-140-222(252+)-120-135(196)

技構成:破壊光線 / 雷 / 吹雪 / 大地の力

調整意図:C特化 S-1で準速ザシアン抜き 

最強珠エース。Sが速い準速がミラーで強い説もあるが、むしろ割り切ってアタック⇒アースと動けるので同速運ゲを回避できてよかった。全てのポケモンダイマを切り合って打ち負けず、ザシアンと組み合わせて縛ることができる性能、ステルスロックに強い点などが強力。ほとんど初手置きで使用していたが、この動きが最上位には通用しなかった。反省点①

イベルタル

性 格:ようき  特性:ダークオーラ 持ち物:こだわりスカーフ

実数値:223(172)-159(60)-116(4)-*-128(76)-158(196+)

技構成:イカサマ / ダブルウイング / いわなだれ / おいかぜ

調整意図:こちらの調整を参考にしました。

【S34最終15位(2033)】超天変地異ルナザシオーガ - Let's Go Sascha!

黒バドレックスを受けて、そのままイカサマでザシアンまで貫く型。環境にHAザシアンが多かったこと、物理珠イベルが主流だったことから想定通り黒バド⇒ザシアンと引く動きが多く強かった。また、唯一構築でスカーフオーガより速いポケモンであり、詰めでも役立った。

黒バドレックス

性 格:おくびょう  特性:人馬一体 持ち物:気合いの襷

実数値:175-*-101(4)-217(252)-120-222(252+)

技構成:アストラルビット / マッドショット / ドレインキッス / 悪巧み

調整意図:CS特化最速

襷枠。ミラーを制すマッドショットは必須級。ドレインキッスは破壊光線と選択だが、あまりダイマしない本構築では命中安定のあるイベルへの打点となるのが偉かった。悪巧みはホウオウ絡みを無理やり崩すために採用。このポケモンをもう少し初手置きできる型にすべきだった。反省点②

 
ルギア

性 格:おくびょう 特性:マルチスケイル 持ち物:残飯

実数値:213(252)-*-155(36)-111(4)-180(44)-167(172+)

技構成:こごえるかぜ / ふきとばし / 電磁波 / 自己再生

調整意図:S34 10位 コンプロさんの調整(リンク切れのため引用できず)

イベルより速いSを持ち、特殊アタッカーに強い型。メタがかなり厳しく、対処法も研究されたためか迂闊に出すとただパワーが落ちるだけの危険性があり最終盤は置物と化していた。練度が足りず使いこなすことができなかったのも勿体なかった。反省点③

グラードン

性 格:わんぱく 特性:ひでり 持ち物:カゴのみ

実数値:207(252)-170-202(188↑)-*-110-119(68)

技構成:だんがいのつるぎ / 岩石封じ / ビルドアップ / 眠る

調整意図:HB 火力UPアイテムなし陽気ゼクロムの+1げきりん*2をビルド込みで確定耐え

特化ザシアンの+1巨獣*2をビルド込みで確定耐え 残りS

ゼクロム最終兵器、ザシアン・ネクロに対しても非常に強く出れるのが強み。
強いは強いが、どうしても特殊方面が脆く、後発スカーフカイオーガがチラつき終盤はなかなか選出できなかった。

選出

ディアバドザシ/ディアイベザシ
最終盤ルギアとグラードンが信用できなくなり、ほとんどこの選出になってしまった。相手に黒バドがいる場合、ゼルネがいなければイベルタルを、いる場合はイベルタルがガン起点になるため選出を控える。
ディアルギザシ/イベ

相手にアタッカーディアルガがいる場合の選出だが、ルギアのメタが激しくなかなかできなかった。

きついポケモン・並び

後発スカーフカイオーガ
本構築はカイオーガに強い駒がディアルガ以外にいないため、先発ディアルガをザシアンで処理されるとそのままスカーフカイオーガでやられてしまうことが多かった。
ルギア

やはり先発ディアルガを対面処理されてからザシアンを起点に展開されることが多く、厳しかった。ルギア入りにルギアを選出されてもされなくても勝てる構築を組むべきだった。

反省点

今シーズンの敗因を分析すると、明らかに構築理解と練度の不足が考えられた。本構築の原型を組んだのが10/22、ディアルガが構築に入り完成したのが10/27であり、仕事などで実際に構築理解を深める機会がほぼ最終日しかなかった。最終日に対戦を重ねるうち以下が判明した。

・初手ダイマディアルガは強力だが動きが読まれやすく、後発スカーフカイオーガを通されるだけでキツくなるため、ディアルガ以外の初手置きできるポケモン、別の動きを用意すべきだった。逆に別展開を完成した形で用意できていれば2桁以上いけるポテンシャルがあったと感じた。

・ルギア入りのPT相手にルギアを選出するかしないかの択が生まれてしまっていた。今期のルギア入りはほぼバドイベルやゼクロムなどルギアに対する回答を持っていた。それらに対応できる基本選出であるディアイベルザシアンではルギアを突破できず、ディアザシバドと選出してもザシにルギアを合わせて荒らされると分が悪い。そのため相手がルギアを選出するならばこちらもルギアを選出したいが、型的にザシイベルオーガのような対面選出をされると腐る可能性もあり選出しづらい、という問題があった。

・また、速いルギアを絡めた強い動きを試すことができなかった。通常の遅い詰める/削りのルギアとは違うため明らかに他に強い動きがあったと思われるが、それを最終日に見出すのはレートの増減を考えると実質不可能であった。

これらの問題点がきちんと解決されていれば、構築のパワーからしても最終2桁以上にいくことは十分可能だったと感じた。

社会人でもポケモンに勝つために、時間の使い方

S35を踏まえ、最終日勝ち切るためには自分の場合最低でもシーズン中盤には握る軸を決め構築の原型を作り、シーズン終了1週間前にはほぼ構築が完成している必要があるとわかった。軸を決める・構築単位での再現性のある弱点を考えるにはまとまった時間が必要になる。

しかし社会人は当然ポケモンに費やす時間が足りないため、まとまった時間を多くとりづらくまとまった時間がとれる日はせいぜい週1-2回という状況が多いと考えられる。そのため

まとまった時間:軸を決める。潜る中で再現性のある弱点を考え、構築単位の欠陥なのか、練度不足なのか見極める。実験的な動きを試して立ち回りの幅を広げる

短時間しかとれない:軸が思った通りの動きをできているか。できていない場合は環境の変化によるのか、軸自体の欠陥なのかを見極める。

といった時間ごとの目的の明確な使い分けが必要と感じた。もちろん仕事でやってるわけではないので笑 勝っても負けてもどっちでもいいのだが、やるからには勝ちたいというのが自分の信条のためSVでは特に時間の使い方も意識して取り組んでいきたい。

あとがたり

剣盾最後のシーズンを終え寂しい気持ちもありますが、それ以上に次に向けてどう取り組んでいくか考えている自分が印象的でした苦笑

思えば3年間やりつづけたゲームは人生初ですし、ゲームを通して沢山の友人と繋がることができたのも初めてでした。やればやるほど奥が深く、本当に最高のゲームでした。忙しめの社会人でも結果を残せることを証明すべく、SVではさらに躍進したいと思います。

S35、剣盾、皆さん本当にお疲れ様でした!

SVでもよろしくお願いします!!!