ゆるっとポケモン日記

30代医療系の社会人トレーナーです。ゆるっとポケモンしてます。かなへい好き。

<s29 最終342位 最終レート1881> 偽装対面ロンゲネクロオーガ

皆さんs29もお疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

今期も前期に引き続き3桁順位、また、デフレシーズンではありますが過去最高順位を更新することができました。構築は前期よりはオリジナリティがあり、比較的面白いものとなっておりますのでぜひご一読ください。

構築経緯

s28で日食ネクロズマ構築をまとめることができなかったためリベンジとして構築の軸にすることを決めました。型は受けのネクロズマはイベル・オーガ・増えたゼクロムに対応するのが難しく、1回舞うだけで相当なプレッシャーのかかるA特化3ウェポンとしました。

相方はゼルネアス・イベルタルも試しましたが、ザシアンを考えると麻痺依存になりがちなのがストレスで、修羅の国と化した現在のランクマでは最後に麻痺したザシアンと上2匹が対面し運ゲになるのがどうしてもストレスでした。そこで攻めの相性補完が取れ、ダイマを切らなくても強いカイオーガを採用しました。貯水持ちを誘ってネクロズマで起点にできることも好相性でした。

この型のネクロズマは思った倍は柔らかく、受け出すことは到底できず、起点作成なしには死に出しでもSが微妙なので舞う前に削られてしまいます。そこで当初壁構築にしていたのですが、どんなに壁貼役を変えても、最終的に対策されていると勝てず安定した勝率を出せませんでした。そして最終的にあるポケモンに辿り着き軸として採用しました。

単体考察

ネクロズマ(黄昏のたてがみ)

性 格:意地っ張り 特 性:プリズムアーマー 持ち物:ラムのみ

実数値:173(4)-229(252+)-147-*-129-193(252)

技構成:サイコファング / 地震 / ロックブラスト / 龍舞

調整意図:

AS振り切り :+1 地震で H252 B4ザシアンが68.7%で乱数1発

A特化3ウェポン型。ぱっと見で鋼技がないことに気づいた方はネクロ通です笑

貯水組を吹っ飛ばすためにサイコファング、ザシアン・ネクロへの打点となる地震イベルタル・サンダーへの打点となるロックブラスト、いずれも削れませんでした。撃ち合いには弱いですが、そもそもこのポケモンで真っ向から撃ち合っている段階で本構築は負けを意味するので気にしませんでした。

カイオーガ

性 格:ひかえめ 特性:あめふらし 持ち物:とつげきチョッキ

実数値:175-*-111(4)-222(252+)-160-142(252)

技構成:しおふき / ねっとう / れいとうビーム / 雷

調整意図:CS振切

攻めのネクロズマランドロスで抑える動きや、カバルドンを牽制します。当初スカーフでしたがメタモンに渡したためチョッキ。ラス1でDMしなくても強いのがいいところです。貯水勢に出す言い訳にするため零度採用も考えましたが、2割に頼るよりネクロで起点にした方が強いので不採用としました。みがわり瞑想などの貯水に強い型での採用は選出の幅が広がることもあり、試してみたかったのですが、時間がありませんでした。

オーロンゲ 

性 格:意地っ張り 特 性:わるいてぐせ 持ち物:気合いの襷

実数値:170-189(252+)-85-147(252)-*-81(4)

技構成:ソウルクラッシュ / パワーウィップ / ふいうち / しっとのほのお

調整意図:AC振り切り(レンタル、特防をサボってます)

本構築最大の地雷枠であり、最強のポケモンです。

環境トップのザシアン、そしてザシアンと組んでいるカイオーガイベルタル、バドレックス全てに打点があり、同時にデバフをかけることで起点作成が可能です。伝説2体に積み技があるため何か変だと思っても壁貼り・起点作成を相手は捨て切ることができないため突っ込んでくることが多く、なんだか火力が高いな?と思っても補助技を切っているとは思わないため迅速な処理を試みてきます。

まともに殴り合うと、DMなしのカイオーガ、球でふいうちのないイベルタル、バドレックス全て対面で打ち勝つことができます。ザシアンに対しては嫉妬の炎で火傷を入れ、ネクロズマに引く動きで完全に起点化することが可能です。

実際は別のポケモンからザシアンに引くことで容易に対応できるのですが、前述の理由でほぼされませんでした。最終日近くに実況者のバンビーさんが同じような型を動画化していたときはゾッとしましたが、都市伝説と皆思ってくれていたのかほぼ読まれず、ホッとしました。逆に電磁波採用のイメージがついたためザシアンが襷をみても石火を撃ってくれたのでありがたかったです苦笑 唯一しんどかったのが電磁波読みでランドロスに引かれることですが、裏にメタモンランドロスを置くことで挽回することが可能です。

ちなみにASゼクロムらいげきを打つと、襷で耐えて球を奪い、相手の球ダメと返しのソルクラで68.7%で乱数1発という恐るべき現象が起こります(1勝)。

サンダー

性 格:おくびょう 特性:プレッシャー 持ち物:いのちのたま

実数値:166(4)-*-105-177(252)-110-167(252+)

技構成:ライジングボルト / ぼうふう / ねっぷう / でんじは

調整意図:CSぶっぱ、あまりH

珠サンダーです。どうも。珠サンダーです。言うことがありません…

本構築ではイベルタルを吹きとばすだけの役割しかありませんが、十二分の活躍を見せてくれました。

ランドロス

性 格:わんぱく 特性:いかく 持ち物:たべのこし

実数値:193(228)-165-148(196+)-*-108(60)-115(28)

技構成:じしん / いわなだれ / ビルドアップ / みがわり

(レンタル、HPが1少ないことにシーズン終了後気付きましたが、修正できてません。。)

しゃのわーるさんの調整を参考にさせていただきました。(無断転載申し訳ございません。こちら問題あればすぐに削除いたします)

【SWSH】S28使用構築 ゼルネネクロサイクル_対ザシアンオーガメタ【最終92位 R2013】 - chatnoir's pocket

ゼクロム対策を兼ねながら、ナットレイテッカグヤを見てもらいます。ランドロス・エースバーン・ホウオウからの引先にもなります。ナットレイが今期はオーガ・ジガルデと組んでいることが多く、ランドだけでは崩せないこともありましたが、最終盤でみがわりからカバルドン・ラッキーを2タテする、ゼクロムをいかく+ビルドでしのぎきって捲るなど補完として素晴らしい働きをしてくれました。

メタモン

性 格:なまいき 特性:かわりもの 持ち物:こだわりスカーフ

実数値:155(252)-*-*-*-*-*

技構成:へんしん

調整意図:Hぶっぱ

ザシバド、ゼクロム対策、対面での最後の詰めとして必要な展開が予想される場合に選出しました。実際は現環境でメタモン対策をしていない人はおらず、選出択になってしまうため選出率は低めでした。裏を返せばこのポケモンがいるだけで勝手に相手の中では選出択が生まれるので、こちらはそれを読んで選出することが容易になる利点が大きかったです。

選出

基本選出

ロンゲ+ネクロ or オーガ@1

初手のオーロンゲがうまく動けると判断した場合に選出します。基本的にはザシアン系統はこの選出です。イベルのときはサンダー必須。

ザシアンから来た場合は嫉妬の炎⇒ネクロ引き、イベル・オーガ・バドならば対面処理を狙います。サンダーがくることがありますが、CSなら大ダメージ、ザシアンコピー対策のHBならソルクラでC↓してからネクロの起点にします。ランドロスに引かれた場合はダメージ量をみてオーガに引くか、そのまま殴り続けるかを選択します。

ゼクロム

ロンゲ+ランド or メタモン @1

ナットレイが同居していることが多く、大体はきつい試合になります。流行のゼクロムオーガであれば、ゼクロムオーガナットと選出されることが多く全てに打点があるロンゲから入ります。あとはどうやってナットを役割集中して攻略するかですが、勝率はかなり悪かったです。

あとは雰囲気次第で選出します。

きついポケモン

ゼクロム:なんやかんやキツすぎます。ロンゲを舐めてくれれば勝てますが、強い人相手では厳しい。

・ラッキー:眠らせて地面に投げつけて●すだけでは飽き足らず、甘えることも覚えてしまったメンヘラです。ネクロで舞って一撃加えたり、ロンゲでタコ殴りにしてなんとかします。

・ジガルデ:悠長させると即詰みします。ポイントは1舞で、相手がとぐろを巻く前に1撃加えること。すると相手はDMを切らざるを得なくなります。こちらのネクロもやられることが多いですが、後続のオーガが仕留められるので、残りで勝負します。

あとがたり

とにかくオーロンゲが強かったです。どの構築にも入るタイプのポケモンではないですが、一度使ってみる価値はあるように思います。警戒されてても刺さるタイプのポケモンなので次シーズンでも使えるような気はしますが、うまく処理されると1体無駄になるのでご利用は計画的に…

今回自己最高レートと順位を更新することができ(まだまだ上位帯とは言えませんが…)、勝因を振り返ると

・軸となる3匹が決まっており、環境で流行していたザシアン系統に安定した試合運びができた(そのため、プレイングが安定していた)

・初手要員が明確に決まっており、出し負けが少なかった

ことが大きいように思います。一方で勝ちきれなかった理由は

・想定した試合運びから外れると構築としてリカバリーが効きにくかった

・きつい伝説の組み合わせが、無視するには多すぎた(ネクロキュレムゼクロム・イベルダイナetc…)

・まだまだプレイング上のミスが多かった(特に詰め)

5月はあまり多く潜れませんが、反省を踏まえてより汎用性が高く、アドリブの効きやすい構築、そして1戦1戦プレイングを記録・振り返って取り組んでいきたいと思います。

s29みなさんお疲れ様でした、対戦ありがとうございました!

s30もよろしくお願いします!