ゆるっとポケモン日記

30代医療系の社会人トレーナーです。ゆるっとポケモンしてます。かなへい好き。

<S32 最終225位 R1910>水葬誘殺ザシオーガ

皆さんs32もお疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。

s32もs31に引き続き1900を超えることができました。しかしあまりに仕事が忙しく最終日にようやく構築が完成…ん?前期も同じようなことを言っていたような…

この悪い癖を無くしてs33こそ2000を超えたいです。。。

さて、今回は超火力バカ(褒めてる)を紹介したいと思います。

構築経緯

時は20XX年7月、禁止伝説2体シーズンが続くにつれて、環境で最も強いポケモンが大流行していました。そう、ピンクハゲナスビラッキーです。あまりの強さに6月のシーズンでは上位100位内のKP3位を達成し、ポケ勢のTLを荒らすなど現実世界にさえ影響が出ました。
7月も流行することが確実と考えられたため、まずラッキーをメタるところから構築を考えました。
あるポケモンをメタりたいなら、露骨なメタを貼ってはいけない…という格言の通り相手には見えない形でメタを貼らなければなりません。そこで、一見ラッキーを出したくなるポケモンとしてこだわりメガネカイオーガを軸として採用しました。
メガネカイオーガを最大限に活かすためにはしおふきをぶっ放すために有利対面を作る必要があります。そこで高速アタッカー且つ中低速の受けを強要するザシアンを2枚目に採用しました。
この2体を軸にザシオーガによくある取り巻きを加えて回したところ、サイクル寄りの構築には有利なものの対面よりのミラーやザシバドに圧倒的に弱いことがわかりました。そこでザシバドに強い球アタッカーとしてエースバーン、ミラーへの回答として貯水ガマゲロゲを採用しました。最後の2体は迷いましたが、メタモンコピー対策のHBサンダー、さらにザシバドに厚くしながら龍舞ネクロ、ゼクロムに強い襷メタモンを採用し完成としました。

単体考察

カイオーガ

性 格:ひかえめ 特性:あめふらし 持ち物:こだわりメガネ

実数値:175-*-111(4)-222(252+)-160-142(252)

技構成:しおふき / なみのり / れいとうビーム / 雷

調整意図:CS振切

破壊神。
カイオーガの止め方はご存じ主に以下の4つです。
①対面処理
②貯水
③ラッキー/ハピナスなどの数値受け
ナットレイ/キュレムなどのタイプ受け
従来カイオーガ側の①への対策としてスカーフやチョッキがあり、②③④は球、定数ダメージで削って一貫を作る動きが挙げられます。
メガネカイオーガは③④を誘って殺せることが大きな利点です。禁止伝説環境が煮詰まり少ないながらもサイクルを回せるようになった現環境では②が減り③④が増えたこと、また②(特にガマゲロゲも球を耐久調整の基準に考えているため予想外のダメージから突破できる可能性があり、環境に適応した型ではないかと考えました。
初期環境はザシオーガ、ザシバドが流行しており、対面性能低めのメガネオーガを使うことはありえませんでした。しかし禁伝2体環境6ヶ月目に入り、構築に多様性が出た今こそメガネカイオーガの強みが出せるようになったと考えています。
努力値はCS特化です。耐久に振ることも考えましたが、準速の方がミラーや耐久振りのイベル/サンダーの上から動けて強いと思います。技構成は必須の3つに加え、火力を意識してなみのりを採用しました。
火力ですが、
メガネ雨しおふき:HD特化きせきラッキー 乱数2発(57.0%)
メガネ冷凍ビーム:実数値D127の貯水勢に89-105(ちょうど半分行かないぐらい)
でラッキーは受けだし不可、貯水勢は少し削れれば乱数二発取れます。HD特化万能傘ハピナスだけは崩しきれませんが、流石に出会いませんでした(138-163 (38.1-45.0%))。
メガネは全くと言っていいほど警戒されなかったため、数多のナットレイやラキヌオーを破壊してきました。今回はザシアンと使いましたが、もっと強い相方がいそうなポケモン
選出率(体感)2位
ザシアン

性 格:意地っ張り 特 性:ふとうのけん 持ち物:朽ちた剣

実数値:188(164)-242(252+)-135-*-135-180(92)

技構成:巨獣斬 / じゃれつく / サイコファング / みがわり

調整意図:A特化、S:最速ルギア抜き抜き、残りH

万能犬。
4シーズンぶりに使用。相変わらず強かったですが、どの構築からでも対策されており考えなしに選出すると腐ることが多いと感じました。
そこで本構築では仮想敵を明確にし、特定の構築に刺すこととしました。具体的には自然な対策の難しいダイナ絡み、壁構築です。A特化、壁ルギアの電磁波を考えSを振っています。巨獣確定耐までHを落としてSを増やした方がいい気がしますが調整が間に合いませんでした、、技選択は巨獣、じゃれつくに加え壁対策のサイコファング、状態異常をかわす身代わりとしました。サイコファングは読まれにくく、想定通りの活躍をしてくれました。
選出率(体感)4位
エースバーン

性 格:陽気  特 性:リベロ 持ち物:命の球

実数値:155-168(252)-95-*-96(4)-188(252+)

技構成:火炎ボール / ギガインパクト / とびはねる / ふいうち

調整意図:AS振り切り

ゴリ押しウサギ。
言わずとしれたダイマアタッカーですが、他のダイジェッターと比べてザシバドに強めなのがポイントです。ザシバドはザシオーガに入っているエスバを初手エスババド対面⇒サンダーまたはランド引きで対処することが多いため、そこにオーガを合わせます。貯水の入っていないザシバドならそこでゲーム終了です。貯水が入っている場合ガマゲロゲだとメガネ冷Bを2耐しない個体もいるため優位にゲームを運ぶことができます。貯水がトリトドンの場合は自己再生のタイミングを読んでエスバに交代する必要があり、きつめです。
陽気の理由は、ザシバドのザシアンのSは多くが陽気エスバを抜いていないこと、ミラー対策、ガマゲロゲを確実に抜けることです。最速ガマゲロゲなんてそうはいませんが、最速でも雨下-1でこちらのエースバーンが抜いているため、安心して処理できます。
技構成はダイマアタッカーとして必須の3種に、ラス1バド対面を考えてふいうちとしました。ただふいうちが大きく役に立った場面はなく、ダイウォール媒体の挑発や普通に膝でもよかったかもしれません。よく飛び跳ねるで麻痺させて相手を発狂させたえらいウサギ。
選出率(体感)1位
サンダー

性 格:ずぶとい 特性:静電気 持ち物:ゴツゴツメット

実数値:195(236)-*-137(156+)-146(4)-117(52)-128(60)

技構成:ボルトチェンジ / ぼうふう / でんじは / はねやすめ

調整意図:HBD:特化球ガマゲロゲのダイストリーム⇒雨ダイストリーム 物理でも特殊でも確定耐

コピーザシアン受け。
言うことのないポケモンですが、地面の一貫を切れること、ウーラオスに強いこと、麻痺の上振れが他のコピアン受けより優れた点だと思います。
努力値はべいーさんの記事を参考にしました。物理特殊双方のゲロゲに対面打ち勝って電磁波を入れられる素晴らしい調整です。
選出率(体感)6位
ガマゲロゲ

性 格:いじっぱり 特性:ちょすい 持ち物:こだわりハチマキ

実数値:198(140)-159(236+)-111(124)-*-96(4)-95(4)

技構成:アクアブレイク / じしん / パワーウィップ / かわらわり

調整意図:HB:特化ザシアンの+1じゃれ耐え、A出来るだけ高く
貯水枠。
メガネオーガはオーガミラーに弱いため貯水枠が必須でした。数ある貯水枠の中から、こちらのオーガがチョッキに見せられる可能性のあるガマゲロゲ採用しました。本構築は明らかにオーガに弱く、ゲロゲがすいすいでオーガ受けをチョッキオーガに一任した構築に見せられれば型の誤認を誘えると考えました。ただ直接役に立ったかどうかは不明です。
また、ラス1HP満タンからザシアンに対面で勝てることも大きな要因です。オーガだけでなく構築単位で重いウオノラゴン受けとしても活躍しました。
技ですが、どくどくを元々採用していましたが最終日まで全く打たなかったため、ザシアンが選出できない場合の壁対策として瓦割りを採用しました…が、最終日ヌケニンが多かった印象がありどくどくにしときゃよかったと後悔しました。。。
選出率(体感)5位
メタモン

性 格:ゆうかん 特性:かわりもの 持ち物:気合の襷

実数値:155(252)-*-*-*-*-*

技構成:へんしん

調整意図:Hぶっぱ

対ザシバド最終兵器。

ザシバドに強く、ゼクロムなどカバーしきれない禁伝にも抗え、切り返し性能のあるタスキ枠を考えるとメタモンしか思いつきませんでした。最後の詰めとしていつも通りの大活躍を見せてくれました。
選出率(体感)3位

選出

対面よりの構築のためこれという基本選出はありませんが、多かったものを紹介します。

エスバオーガメタモン
対ザシバドなど。
初手エスバで襷と珠の選択肢をちらつかせ、構築と初手対面次第でDM、釣り交換を狙います。メタモンの枠は他の補完枠のこともありますが、詰めでメタモンを使うことが多かったです。
エスバ/ザシオーガゲロゲ
対ザシオーガやノラゴン入りなど。
出し負けしにくいエスバから入り、オーガ対面にはゲロゲ引きで対応します。ザシアン対面はこちらのエスバが襷の場合も考えればザシアンを捨て気味に突っ張ってくるかサンダー/ランド引き(オーガ引きは襷を考えると解決しない)が多いので陽気エスバ抜きの意地個体インファイトで死なないようにキョダイカキュウを打ちます。
ザシアンサンダー@1

ダイナ、壁構築用の選出です。

大体メタモンが共存しているためコピアンを止めるサンダー、壁エースとしてナットレイも多かったため@1はエスバが多かったです。

きついポケモン

ヌケニン
構築が未完成のため処理経路未搭載で特攻することになりました。ザシアンオーガに打点がないため辛すぎもいいとこです。サンダーで誤魔化すしかなく、運良く最終日当たったヌケニン入りには全勝できましたがおそらくタマタマです。
7匹目でカバ入れたい…
ゼクロム

一度ダイジェット or 龍舞を積まれるとメタモン以外で止めるポケモンがいません。

ランド・ナット・ガエンと共存していることが多く、エスバがいなされやすいこと、これらに強いオーガにもゼクロムが圧倒的に強いためかなり厳しいです。

あとがたり

高火力アタッカーで中低速の受けを誘い、予想外の崩し枠でサイクルを破壊するというコンセプトは強かったです。

反省点としては構築が対面によりすぎたこと、いくつか再現性を持った動きを取り入れたものの依然として相手依存であったことから構築の安定性にやや問題があったことです。

メガネカイオーガは予想されない崩しとして強かったですし、サイクルよりで使うなど、ザシアンではないもっといい相方がいるような気がしました。何よりラッキーに強いのがいいです笑 ぜひ一度使ってみてほしいポケモンの一つです。

禁伝2体環境も気がつけばあと1ヶ月、悔いのないようにやりきろうと思います!

s32みなさんお疲れ様でした、対戦ありがとうございました!

s33もよろしくお願いします!