皆さんs35、そして剣盾ランクマお疲れ様でした!社会人トレーナーのDSONです。
s35は最終日100位からの2桁チャレンジで同速負けを喫してからずるずると溶かしてしまい、最終302位という口惜しい結果となりましたが、最終2桁、2000を目指して潜ると決めていたため後悔はありません。最終日には構築の問題点や練度不足が露呈し、それに対する解決策をその場で講じられなかったこと、そもそも最終日にそれらのトラブルが起こることこそが上位プレイヤーとの違いと感じました。今回の記事では最終日に露呈した問題点を通してまとまった時間の取りにくい社会人が勝つためにはどうすればよいかについて考えたことを簡単に記事の最後に加えています。
以下常態
構築経緯
単体考察
ザシアン
性 格:ようき 特 性:ふとうのけん 持ち物:朽ちた剣
実数値:192(196)-192(12)-141(44)-*-136(4)-220(252+)
技構成:巨獣斬 / かみくだく / 電光石火 / 剣の舞
調整意図:HB コピーザシアンの+2巨獣確定耐 A特化+1ザシアンの巨獣+石火をかなりいい乱数で耐える A:+3巨獣でH振りザシアン確1 S:最速
ディアルガ
性 格:ひかえめ 特性:プレッシャー 持ち物:命の珠
実数値:183(60)-*-140-222(252+)-120-135(196)
技構成:破壊光線 / 雷 / 吹雪 / 大地の力
調整意図:C特化 S-1で準速ザシアン抜き
最強珠エース。Sが速い準速がミラーで強い説もあるが、むしろ割り切ってアタック⇒アースと動けるので同速運ゲを回避できてよかった。全てのポケモンにダイマを切り合って打ち負けず、ザシアンと組み合わせて縛ることができる性能、ステルスロックに強い点などが強力。ほとんど初手置きで使用していたが、この動きが最上位には通用しなかった。反省点①
イベルタル
性 格:ようき 特性:ダークオーラ 持ち物:こだわりスカーフ
実数値:223(172)-159(60)-116(4)-*-128(76)-158(196+)
技構成:イカサマ / ダブルウイング / いわなだれ / おいかぜ
調整意図:こちらの調整を参考にしました。
【S34最終15位(2033)】超天変地異ルナザシオーガ - Let's Go Sascha!
黒バドレックスを受けて、そのままイカサマでザシアンまで貫く型。環境にHAザシアンが多かったこと、物理珠イベルが主流だったことから想定通り黒バド⇒ザシアンと引く動きが多く強かった。また、唯一構築でスカーフオーガより速いポケモンであり、詰めでも役立った。
黒バドレックス
性 格:おくびょう 特性:人馬一体 持ち物:気合いの襷
実数値:175-*-101(4)-217(252)-120-222(252+)
技構成:アストラルビット / マッドショット / ドレインキッス / 悪巧み
調整意図:CS特化最速
襷枠。ミラーを制すマッドショットは必須級。ドレインキッスは破壊光線と選択だが、あまりダイマしない本構築では命中安定のあるイベルへの打点となるのが偉かった。悪巧みはホウオウ絡みを無理やり崩すために採用。このポケモンをもう少し初手置きできる型にすべきだった。反省点②
ルギア
性 格:おくびょう 特性:マルチスケイル 持ち物:残飯
実数値:213(252)-*-155(36)-111(4)-180(44)-167(172+)
技構成:こごえるかぜ / ふきとばし / 電磁波 / 自己再生
調整意図:S34 10位 コンプロさんの調整(リンク切れのため引用できず)
イベルより速いSを持ち、特殊アタッカーに強い型。メタがかなり厳しく、対処法も研究されたためか迂闊に出すとただパワーが落ちるだけの危険性があり最終盤は置物と化していた。練度が足りず使いこなすことができなかったのも勿体なかった。反省点③
グラードン
性 格:わんぱく 特性:ひでり 持ち物:カゴのみ
実数値:207(252)-170-202(188↑)-*-110-119(68)
技構成:だんがいのつるぎ / 岩石封じ / ビルドアップ / 眠る
調整意図:HB 火力UPアイテムなし陽気ゼクロムの+1げきりん*2をビルド込みで確定耐え
特化ザシアンの+1巨獣*2をビルド込みで確定耐え 残りS
選出
ディアバドザシ/ディアイベザシ
ディアルギザシ/イベ
相手にアタッカーディアルガがいる場合の選出だが、ルギアのメタが激しくなかなかできなかった。
きついポケモン・並び
後発スカーフカイオーガ
ルギア
やはり先発ディアルガを対面処理されてからザシアンを起点に展開されることが多く、厳しかった。ルギア入りにルギアを選出されてもされなくても勝てる構築を組むべきだった。
反省点
今シーズンの敗因を分析すると、明らかに構築理解と練度の不足が考えられた。本構築の原型を組んだのが10/22、ディアルガが構築に入り完成したのが10/27であり、仕事などで実際に構築理解を深める機会がほぼ最終日しかなかった。最終日に対戦を重ねるうち以下が判明した。
・初手ダイマディアルガは強力だが動きが読まれやすく、後発スカーフカイオーガを通されるだけでキツくなるため、ディアルガ以外の初手置きできるポケモン、別の動きを用意すべきだった。逆に別展開を完成した形で用意できていれば2桁以上いけるポテンシャルがあったと感じた。
・ルギア入りのPT相手にルギアを選出するかしないかの択が生まれてしまっていた。今期のルギア入りはほぼバドイベルやゼクロムなどルギアに対する回答を持っていた。それらに対応できる基本選出であるディアイベルザシアンではルギアを突破できず、ディアザシバドと選出してもザシにルギアを合わせて荒らされると分が悪い。そのため相手がルギアを選出するならばこちらもルギアを選出したいが、型的にザシイベルオーガのような対面選出をされると腐る可能性もあり選出しづらい、という問題があった。
・また、速いルギアを絡めた強い動きを試すことができなかった。通常の遅い詰める/削りのルギアとは違うため明らかに他に強い動きがあったと思われるが、それを最終日に見出すのはレートの増減を考えると実質不可能であった。
これらの問題点がきちんと解決されていれば、構築のパワーからしても最終2桁以上にいくことは十分可能だったと感じた。
社会人でもポケモンに勝つために、時間の使い方
S35を踏まえ、最終日勝ち切るためには自分の場合最低でもシーズン中盤には握る軸を決め構築の原型を作り、シーズン終了1週間前にはほぼ構築が完成している必要があるとわかった。軸を決める・構築単位での再現性のある弱点を考えるにはまとまった時間が必要になる。
しかし社会人は当然ポケモンに費やす時間が足りないため、まとまった時間を多くとりづらくまとまった時間がとれる日はせいぜい週1-2回という状況が多いと考えられる。そのため
まとまった時間:軸を決める。潜る中で再現性のある弱点を考え、構築単位の欠陥なのか、練度不足なのか見極める。実験的な動きを試して立ち回りの幅を広げる
短時間しかとれない:軸が思った通りの動きをできているか。できていない場合は環境の変化によるのか、軸自体の欠陥なのかを見極める。
といった時間ごとの目的の明確な使い分けが必要と感じた。もちろん仕事でやってるわけではないので笑 勝っても負けてもどっちでもいいのだが、やるからには勝ちたいというのが自分の信条のためSVでは特に時間の使い方も意識して取り組んでいきたい。
あとがたり
剣盾最後のシーズンを終え寂しい気持ちもありますが、それ以上に次に向けてどう取り組んでいくか考えている自分が印象的でした苦笑
思えば3年間やりつづけたゲームは人生初ですし、ゲームを通して沢山の友人と繋がることができたのも初めてでした。やればやるほど奥が深く、本当に最高のゲームでした。忙しめの社会人でも結果を残せることを証明すべく、SVではさらに躍進したいと思います。
S35、剣盾、皆さん本当にお疲れ様でした!
SVでもよろしくお願いします!!!